3年前に「例のポンプ」こと「Oture」携帯ポンプを購入しました。
以来ロングライドで使うビアンキのフレームに固定して携行してきました。
年10回未満のライド回数で、例のポンプを使ったのは2回でしょうか?
それも「CO2インフレーター」を使う前に、補助的に空気を入れる使い方です。
1. 気になった劣化情報
だいぶ前に「例のポンプを使おうとしたら、パッキンがダメになっていて使えなかった」という話を耳にしました。
例のポンプは従来の携帯ポンプと内部構造が異なっていて、シリンダ部分に定期的な注油が必要だそうです。
(参考)「空気が入らない!」を防ぐための「例のポンプ」メンテ方法
私の場合、「泥や雨の侵入」と「シリンダーが重力で勝手に伸びる」というのを防ぐため、ポンプヘッドを保護テープでグルグル巻きにした上でフレームに取り付けています。
保護テープとはフレームの傷防止にも使っている3Mの物です。
普通のビニールテープみたいに糊がついておらず、ラッピングを目的としたテープです。
Amazonにもロードバイクに用いているレビューがたくさん上がっています。
ですからポンプ内部に異物が侵入することは少ないはずです。
とは言うものの、内部的にどれぐらい劣化が進んでいるのか判断できません。
まだ十分使えそうですが同等の新品に置き換えた上で、今後はリュックかサドルバッグに収納して携行することにしました。
2. 「例のポンプ Oture」との外観比較
当時は画期的な「例のポンプ」でしたが、今では後発の類似品がいくつか出ています。
本家も軽量化したカーボン版を出していますが、「ランドキャスト マジックポンプ」を買ってみました。
ポンピングでの滑り止めとして握る部分に溝が掘ってあります。
ちょっとしたことですが、実際にポンピングしてみて効果を感じました。
初代「例のポンプ」との比較です。
微妙に軽くなっています
ヘッド部分がコンパクトな分、微妙に短くなっています。
シリンダーを伸ばした状態もほぼ同じ。
太さ・長さが一緒なので、ポンピングの労力も同じでしょう。
底の吸気口もソックリ。
3. 注意点など
3.1 ポンプヘッド
両者の一番の違いはヘッド部分です。
バルブへの固定方法ですが、例のポンプが「レバー式」なのに対し、マジックポンプは「ねじ込み式」です。
取り外す際に手の甲をスポークにぶつける事故が起きない「ねじ込み式」の方が好きですが、たまに間違ってバルブコアまで外してしまうのが難点です。
それに備えてバルブキャップは全てパナレーサーの「バルブコアツール兼用タイプ」にしています。
そして仏式バルブで使うには、「バルブ差し込み部分」を伸ばす必要があります。
差し込み口が剥き出しになっている点も、フレームに取り付ける方にとっては気になるところです。
3.2 収納性
標準的なツールボトルだとギリギリ入る長さです。
3.3 「お助けチューブ」も一緒に
携帯ポンプ全般に言えることですが、
- ポンピングのしやすさ
- バルブヘッドを捻じ曲げてしまう事故を防ぐ
という理由で、「お助けチューブ」を介してバルブとヘッドを繋ぐのがお薦めです。
きちんと規定圧まで入りました。
でも、できればCO2ボンベで済ませたいです。
4. 気になる類似品
4.1 パナレーサー BMP-23AEZ
後で知ったパナレーサー版「例のポンプ」も気になります。
こちらは「お助けチューブ」が一体化した作りです。
Landcastよりも少し短いので収納しやすい反面、チューブの根本が脆弱で壊れやすいというレビューもあります。
一長一短でしょうか?
4.2 ランドキャスト マジックポンプ CO2 ハイブリッド
マジックポンプを短くし、CO2インフレーターの機能も持たせたものです。
ポンピングの手間は増えそうですが、持ち物が減るのは魅力的です。
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