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Selle Italia「SLR Friction Free Flow」のインプレ

「セラ・イタリア・フリクションフリー・フロー」サドルのノーズ サドル沼

昨年末に組み上げたピナレロ用に購入したサドル「セライタリア製 SLR フリクションフリー・フロー」の購入インプレです。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルのパッケージ写真

細身の穴あきフラットサドルを求めて

サドル沼を脱出させてくれたフィジークの「アリオネ・バーサスX」。

アリオネ「バーサス」と「バーサス X」の違い
「より快適な自転車ライフのために、妥協をしてはいけない!」 という名目で、「バーサス」をポチッた後に「バーサス X」もポチってしまった私です。 折角なので自分と同様、両者の差が気になる方のために、「バーサス」と「バーサス X」で実際にどう違...

お尻の痛みはパッドである程度対応できるものの、会陰(尿道)の痛みはサドルの形がフィットしないと解決しないことを知りました。

このサドルが私に合っていると感じている点は以下の3つです。

  1. ノーズが細い … 坐骨幅が狭いせいかノーズが太いとペダリングで擦れて、左会陰部の痛みが発生しやすい。
  2. 座面がフラット … 体が硬いので骨盤を立てるのが苦手。ゆえに横からみて座面がウェーブ状だと前傾姿勢の時に会陰前部(尿道)を圧迫しやすい。
  3. 穴あき … サドル中央に穴が開いている方が会陰部(尿道)に負担が少ない(と思われる)。

特に自分には1番目が重要だと思っています。

また2番目に至っては「体が硬いのに、アリオネの方が合っている」という、フィジークの提唱する「スパインコンセプト」の真逆です。

私のような例もありますので、メーカーのガイドライン情報はあくまでも目安として、やはり実際に試してみることをお薦めします。

ちなみに他の2つのタイプ「アンタレス(ノーマル)」と「アリアンテ・バーサス」も試したことがありますが、私には合いませんでした。

「フィジーク アリアンテ バーサス」の座面上部からの写真

あとクッションの薄い「アリオネ・バーサス」は会陰問題はOKだったのですが、お尻が痛すぎる問題が発生してオク行きになりました。

「フィジーク アリオネ バーサス(チームスカイ エディション)」の側面上方からの写真

このような経緯からもう一つ同じ「アリオネ・バーサスX」を購入するのが無難ですが、ちょっと面白味がありません。(懲りない)

違うもので上記の3つの条件を満たすようなサドルをネットで調べた結果、見つけたのがセライタリア製「SLR フリクションフリー・フロー」というサドルでした。

セライタリアのサドル・ラインナップ

改めてセライタリアのサドル・ラインナップを見てみたところ、種類の多さに驚きました。

似たようなサドルがいくつもあるので、本当にこのサドルでいいのか迷ってしまいます…。

そんな私みたいな人のために、フィジークのスパインコンセプトの如くセライタリアもサドルをチョイスする際に目安となるチャートを設けています。

私の場合

  • 坐骨幅が(多分)狭い → S
  • 体が硬く骨盤が前傾 → 3

となり、S3のカテゴリーがおすすめとなります。

しかしノーズ幅(特に座面中央付近)が狭くないと恐らくNGだと思うので、できれば通常よりノーズが狭い「フリクションフリー」シリーズを選びたいところです。

しかし、S1・S2にはありますが、S3にはこの「フリクションフリー」がありません。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルのパッケージ裏側に記載されているサドル相性のチャート

代わりに存在するのが「SLR スーパーフロー」ですが、大きな開口部を実現するために座面中央付近の幅が太そうです。(ISMサドルでダメだった記憶が蘇ります…。)

結局「穴あきサドルで、ノーズが細く、座面がフラット」という条件を最優先して「SLR Friction Free Flow」を購入しました。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルの座面上部からの写真 (selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルの側面からの写真 (selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルの前方ノーズからの写真 (selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルの座面裏側(サドルレール)の写真 (selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルのサドルレール部分の拡大写真

フィジーク製サドルとの比較

フィジークのアリオネ・バーサスとの比較です。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルと「アリオネ・バーサス」の座面形状の比較写真

ノーズが細いといわれているアリオネより更に細いです。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルと「アリオネ・バーサス」の重ね合わせによる座面の大きさの比較写真

お次はアンタレス・バーサスとの比較です。

ほぼフラットな「SLR フリクションフリー・フロー」に比べて、アンタレスVSは座面が波型になっています。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルの座面の平坦さが分かる写真

決定的にアンタレスが自分に合わなかったのは、サドル中央付近の太さでした。

ここが太いと、左の〇〇付近が後で痛くなるんですよね…。

(selle ITALIA) SLR Friction Free Flow(セラ・イタリア フリクション フリー フロー)サドルと「アリアンテ・バーサス」の重ね合わせによる座面の大きさの比較写真

「SLR フリクションフリー・フロー」のインプレまとめ

数か月使ってみましたが、めでたく自分に合うサドルの一つに加わりました。

印象としましては、

  • ただひたすらコンパクト
  • クセがない座面形状
  • GELは入ってないけどレーパン履いていれば100km位なら余裕
  • センターの穴は開いているのがわからないレベル(でも大丈夫っぽい)

てなところです。

このサドルは、アリオネより更に細いノーズを探している方におススメです。

厚みが薄いのでシートポストを出せるのもいいですね。

ただ注意していただきたいのは、レールの前後長が短めなのでサドル位置の調整幅が狭いです。

サドル位置を前後に大きく調整して乗っている方はご注意ください。

(注)現在は後継モデルになっています。

コメント

  1. ルーシー より:

    参考に  他のサドルでは悩まされましたが
    specialized サドル S-WORKS ROMIN CARBON SADDLE と S-WORKS ROMIN CARBON SADDLE を使用していますが おしりの痛み、会陰(尿道)の痛み とかロングライドでも全く意識したことがないです。

    • ルーシー様
      こんにちは。ググっていて仰っているスペシャのサドルも気になりました。やはり快適そうなサドルですね。チャンスがあれば試してみたいです。教えていただきありがとうございます。m(__)m