Rapha のオフロード用シューズ「Explore Shoes」をセールで購入してしまいました。
大きめサイズを選んだものの、果たして甲高幅広の足で履けるのでしょうか…?
目次
1. MTBシューズ欲しい病を発症
観光地や輪行時の歩きやすさを考慮し、ロングライド用に「シマノ CT5 SPD ビンディングシューズ」を購入しました。
かつて見た情報の中から
「シマノのクリッカーシューズが、スニーカーみたいで歩きやすいに違いない!」
と思い込み、決め打ちでした。
![](https://rikeiblog.yokkaichi-city.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSCN6039.jpg)
しばらくは当初の思惑通り満足していました。
そしてある秋、ススキで有名な奈良県の曽爾(そに)高原に行った時のことです。
散策コースにあった岩場を越えようとした際、ツルツル滑ってとても苦労しました。
こういう場所を訪れるなら、MTBシューズの方が絶対いい!
以来「SPDシューズを買い替えたい病」を患っていました。
リサーチの末、第一候補として挙がったのは「SIDI SD15」です。
ペダリングよりも歩きやすさを重視した、全体が柔らかいシューズのようです。
CBNのレビューを読んでいて、とても欲しくなりました。
しかし先日、ラファのセールでツーリング用の「Explore Shoes」がお値打ちになっているのを見つけてしまい、節操なく衝動買いです。
2. サイズ選び
シューズを注文するにあたって一番の悩みどころ、サイズ選びです。
私はかなりの甲高幅広の足です。
普段履きの靴はアシックスのスーパーワイド(4E)、27cmです。(26.5cmだと微妙にキツイ)
SIDIだと「Mega」シリーズの43.5でジャスト。
シマノだと、レースモデルの43(ワイドフィット)が窮屈かと思ったら、ノーマルフィットの43や44でもOKだったり、モデルによりけりという感じです。
注意すべきポイントは、ラファのEUサイズ表記はSIDIやシマノよりもワンサイズ大きめということです。
上の表にあるSIDI・シマノのサイズはノーマルフィットのはずです。
安全のためにちょっと大きめを選ぶとすると、43.5あたりが良さげです。
GiroのOEMであったCrossシューズと異なり、こちらはラファ独自のデザインで幅が広めとのこと。
ラファで言う43.5(EU)は「28cm」に相当するみたいですが、甲高幅広の足にとっては妥当な線だと思いました。
3. 開封の儀
箱によく分からないメッセージが書いてあります。
SIDIにも入っていますが、私にとっては不要の収納袋。
色的にゴルフシューズみたいです。
袋の他に色違いのスペア紐と、ハイアーチな人用の交換用インソールパッドが付属しています。
偏平足なので交換せず、そのまま使うことにします。
内側の表示にも、EU「43.5」・CM「28」とありますね。
紐を取り払うとこんな感じです。
両サイドが山折りになっていて、その頂点に紐を通すイメージです。
足の「包まれ感」は高そうです。
「アッパー部分は一枚の生地ではなく二層構造になっている。こうすることでシューズ全体の強度が上がり、締め付けテンションを、足全体に、均等に配分できるようになる。ペダリング時も、360度にわたってシューズが足をしっかりホールドする。局所的な圧迫感もないので、ロングライドでも快適さが持続するんだ」
黒の方がノッペリしなくていいと思ったので、さっそく紐の色をチェンジしました。
4. サイズ感
靴紐にかなりゆとりを持たせて、ようやく足が入ります。
紐を絞める云々以前に、履いたり脱いだりするのに手間がかかりそうです。
フィット感ですが、薄手のソックスでジャスト、厚手だと幅が少し窮屈に感じます。
合皮っぽい素材(マイクロファイバー)なので、使っているうちにある程度は伸びて馴染みそうです。
つま先周辺はちょっと余っている感じなので、前後方向のサイズは28cmで間違いないようです。
室内を歩き回っての第一印象は「ソールが固い」ということ。
説明を読み直すと
「軽量で高い剛性を誇りながら、つま先とかかと部分を短くカットしたデザインによって歩きやすい柔軟性を得たフットプレート」
という一文を発見しました。
歩きやすさを謳っていますが、それはSIDIのSD15とは違う方向性でした。
ソールが硬い分、SD15と違ってペダリングは快適そうです。
そして期待しているのは靴底にあるブロックの耐久性です。
サイトの説明によると
「エクスプロア シューズのプロトタイプを履き始めたのは確か2017年の11月のことだった」と彼女は言います。
「その数ヶ月後に第2プロトタイプが手元にやってきた。その2つのプロトタイプを比べて驚いたのは、最初のプロトタイプのトレッドが全く減っていなかったということ。乱用と言ってもいいほど荒い使い方だったにも関わらず、シューズは全く消耗していなかった」
この耐摩耗性はジョエルがハイキングブーツやランニングシューズの頑丈なゴム製ソールを研究した成果です。
「全くすり減らない、素晴らしいコンパウンドを発見した」と彼は説明します。
とのことです。
果たしてどんなものか、摩耗を気にせずドンドン歩き回ってみたいと思います。
実際に使用したインプレは、また日を改めてアップする予定です。
5.【追記その1 2020.1.23】固定ローラーでのインプレ
30分、Zwiftのワークアウトで使ってみました。
ロングライド用の機材であるビアンキと、その際に多用するハイビズピンクのラファ「Pro Team Socks」の組み合わせです。
ノーマルのプロチーム・ソックスは薄いので、窮屈感はありません。
じっとしている時よりも、ペダルを回している時の方が母指球付近にゆとりを感じます。
アッパー素材が柔らかいせいなのか、紐靴だからなのか分かりません。
ロングライドの途中で指が痛くならないか不安でしたが、どうやら大丈夫みたいです。
「甲高幅広」の人はSIDIのメガサイズと同じ数字のものを選ぶ、というのが目安になるかも知れません。
6.【追記その2 2020.2.10】実走でのインプレは上々
伊勢神宮まで約80kmのライドで使ってみました。
ペダリングに関しては、ソールの剛性がとても高く、パワーロスが少ないように感じました。
ラファ「Explore Shoes」だとソールという硬い板を踏んでいる感覚だけで、どういう形状のペダルを踏んでいるのか足に伝わってこないイメージです。(使っているペダルはシマノのPD-M8000(トレイル・エンデューロ向け)です。)
一方、シマノの「CT5」はダンシング等でたわみを感じ、ペダルの存在がわかります。
歩きやすさについては、逆に「CT5」に軍配が上がります。
「Explore Shoes」のソールの硬さは、「今ビンディングシューズを履いている」ということを否が応でも意識させます。
さほどつま先が反っていないのですが、「ペンギン歩き」な気分です。
駅のコンコースでも「カツーンカツーン」という歩き方になります。
サイズ感ですが、ジャストフィットを確信しました。
履いていったのは、パールイズミの冬ソックスです。
厚みがあるので指先が痛くならないか心配でしたが、問題なし!
それどころか固定ローラーの時と同様、ペダリング中は母指球周りに「若干のゆとり」を感じるほどでした。
最後に靴裏(トレッド)の摩耗具合です。
あちこち散策しましたが、ノーダメージといっていいでしょう。
ラファの宣伝文句に偽りはないようです。これは嬉しい!
しかしソールが硬いので、斜面を歩くのは苦手そうです。
実際に使ってみて、好感度が増しました。
色違いでもう一足欲しいぐらいです。(笑)
7.【追記その2 2020.11.25】白はオシャレが大変!汚れ落とし
好きで買った白色ですが、やはり汚れが目立ちます。
ほとんどが黒い油汚れです。
下の写真は、パーツクリーナーを吹き掛けてウエスで拭き取り、更に激落ちくんで磨いた後の状態です。
これでもだいぶ綺麗になったんですよ。
あまり擦り過ぎるのも素材を傷めてしまうので、白い靴用のワックスを購入してみました。
アマゾンのレビューにあるように、ワックスというよりは白い顔料です。
靴はオフホワイトなので微妙に色合いが違いますが、汚れが目立つよりかはいいかなと思います。
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