4月の初めに岐阜県の大垣近郊にある桜の名所「霞間ヶ渓(かまがたに)」までポタリングしました。
そしてその帰りに、養老鉄道の「サイクルトレイン」を初めて利用しました。
勝泉寺のしだれ桜@いなべ市
最初に目指したのは、いなべ市にある勝泉寺(しょうせんじ)です。
「ツアー・オブ・ジャパン」の「いなべステージ」コースの近くです。
しだれ桜が有名なお寺です。
裏から二之瀬峠を登る時に何度か近くを通っているのですが、訪れたのは初めてです。
お寺の正面に1本、本堂の両側の中庭みたいなところにそれぞれ1本づつ、合計3本の立派なしだれ桜がありました。
樹齢300年以上になるそうで、江戸時代から存在しているわけですよね。凄いなぁ…。
残念ながら開花のピークは少し過ぎた様子でした。
わき道から戻り、裏二之瀬を登ります。
日曜日は大型車の通行もなく、新緑と清流を伝う風が気持ちいいルートです。
そして養老鉄道の養老駅です。
趣のある駅舎と満開の桜が、とてもいい雰囲気です。
養老山地に沿って北上しましたが、のどかな田園地帯でとても走りやすかったです。
事前にルートを引いてEge820でナビするほどでもないと思ったのですが、何度かスマホで現在地を確認する羽目になりました。
中でも極めつけは、ゴール付近で「あのローディーもきっと同じ場所へお花見に行くに違いない」と思って後をつけたところ、地元のヒルクライムコースに連れていかれました。(;’∀’)
いくらなんでも登り過ぎてオカシイと途中で気づきましたが、最後まで登っていたら脚が完全に終わってましたね…。
霞間ヶ渓@岐阜県池田町
無事に目的地の「霞間ヶ渓(かまがたに)」に到着です。
メディアに取り上げられることが多い桜の名所だけあって、結構な賑わいでした。
こちらも開花のピークを過ぎた感じでしたが、晴天の満開のタイミングで訪れたら素敵な写真が撮れそうです。
さて、帰り路です。
サイクルトレインに乗るため、大垣駅を目指しました。
実は霞間ヶ渓の近くからもサイクルトレインに乗れるのですが、大垣駅まで近かったことと、立ち寄りたい場所があったので自走しました。
以前、車でちょくちょく訪れていた大垣駅前です。
そして、その理由はこちら!
大垣は松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を終えた場所であり、地下水が豊富な「水の都」です。
JR大垣駅はかつての「大垣夜行」で鉄道ファンにも有名ですね。
その大垣駅のすぐ前にある金蝶園さんの「水まんじゅう」を食べたくて、車で時々訪れていました。
水まんじゅうは4月からの暑い時期しかやっていませんが、通年販売されている「かりんとう饅頭」も絶品です。
養老鉄道 サイクルトレイン
養老鉄道は三重県の桑名市と岐阜県の揖斐川町を結ぶ単線の鉄道です。
平日は指定の列車のみ、土曜・休日はすべての列車がサイクルトレインとして利用できます。
車両編成は2両または3両で、先頭から2番目の車両が自転車持ち込み可能な車両となってます。
なお三重県側の終点と手前「桑名~播磨」の間は全区分で利用不可ですので、ご注意ください。
桑名駅舎のリニューアルに伴い、サイクルトレイン指定列車では全区間で自転車をそのまま持ち込めるようになりました。
(公式)養老鉄道 http://www.yororailway.co.jp/cycle/cycletrain.html
大垣駅の券売機で切符を購入し、改札を通過します。
その際、駅員さんに下車予定の駅を聞かれました。
その情報は構内放送で運転士さん等に伝達されていました。
ロードバイクは自分だけだったのですが、ママチャリの人が3人ぐらい乗ったり降りたりしてて、買物の足としてのサイクルトレインが根付いている印象でした。
養老鉄道は全線で60km弱です。
ローディーなら「わざわざ乗らなくても自走すればいいじゃん」となりそうですが、いざという時の保険として心強いですよね。
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