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【伊勢湾フェリー輪行】「さわやか」ハンバーグを目指して渥美半島~浜名湖

さわやか浜松高塚店 ロングライド・イベント

静岡県にある「さわやか」の「げんこつハンバーグ」を食べるため、ロードバイクで遠征してきました。

ご当地グルメとして有名なチェーン店です。

さわやか浜松高塚店

(公式)げんこつハンバーグの炭焼きレストラン「さわやか」

四日市から「さわやか」のある浜松まで約130km、無理な距離ではありません。

ただ名古屋市内をはじめ、交通量が多そうな地域を通過しないといけないので、イマイチ気が進みませんでした。

ところが先日、鳥羽から渥美半島の伊良湖岬まで就航しているフェリーを使えば、違うルートでアプローチできることに気付きました。

  1. 四日市の自宅から鳥羽港まで自走。
  2. フェリーで伊良湖岬まで輪行。
  3. 伊良湖岬から浜松駅まで自走。(途中でさわやかハンバーグを食べる)
  4. 浜松駅から四日市駅まで新幹線を含む輪行。

上のようなイメージだったのですが、「さわやか」に入店するタイミングや時間的余裕を考え、鳥羽港までの行程も輪行することにしました。

近鉄四日市 → 中之郷

6:45発の鳥羽行き急行に乗車しました。

近鉄 急行 輪行

輪行警察さん、ガラガラだったので見逃してください。

伊勢湾フェリーの乗り場は鳥羽水族館に隣接していて、鳥羽駅から徒歩10分の距離です。

最寄り駅は「鳥羽」ではなく、その次の「中之郷」になります。

鳥羽から先は本数が少なく、接続が悪いと30分近くロスする場合もあるようです。

近鉄中之郷

無人駅の中之郷です。鳥羽から先はワンマン運転みたいです。

【近畿日本鉄道】近鉄四日市 ~ 中之郷

  • 料金:1250円
  • 所要時間:1時間35分

鳥羽港 → 伊良湖岬

鳥羽~伊良湖の運賃は、輪行袋に入れての持ち込みだと追加料金なしの1550円、自転車をそのまま載せる場合は2570円です。

(公式)伊勢湾フェリー

近鉄線から輪行袋を開くことなく、そのまま乗船しました。

伊勢湾フェリー 鳥羽港 切符売り場

2Fにあります。人だけの場合、多くの便は同じ2Fからの乗船となるようです。

1時間近く待ち時間があったので、写真を撮ったりしながらくつろいで過ごしました。伊勢湾フェリー 鳥羽港 待合室9:30の便に乗りました。15分前から乗船可能です。

伊勢湾フェリー 鳥羽港

船に乗るという、非日常感がいいですね。

乗客の多くはカーフェリーとしての利用のようです。

乗った便はガラガラで、座席にかなり余裕がありました。

伊勢湾フェリー 客室

1時間弱の旅ですが、店内には売店や自販機もあります。

輪行袋を船内スペースに置き、後方デッキで船旅を楽しみました。

伊勢湾フェリー 輪行

わりと強風だったと思うのですが、大きな揺れを感じることもなく快適でした。

伊勢湾フェリー デッキ

湾内に住んでいるので、外海を見るのは新鮮です。

伊勢湾フェリーからの太平洋

日常の些細なことを忘れさせてくれる風景です。

気持ちいい潮風と広がる水平線、リゾート感たっぷりの雰囲気に満足しきってしまい、もう帰ってもいいやと思いました。(笑)

タンカー 伊勢湾

久々の船旅に高揚して船内をウロウロしていたら、あっという間に伊良湖岬に到着しました。

伊勢湾フェリー、交通手段でありながら「ちょっとした非日常」を味わえるのでお薦めです。

以前は鳥羽と師崎(知多半島)を結ぶ定期航路があったようですが、近年廃止されたみたいです。

師崎と伊良湖の間は名鉄が運営する航路があります。

輪行すれば乗船可能みたいです。

(参照)ひろぽん様のブログ「風を感じて♪」

ですから伊良湖で乗り継いで「伊勢湾一周サイクリング」も可能ですね。

 

【伊勢湾フェリー】鳥羽港~伊良湖港

  • 料金:1550円
  • 所要時間:55分

伊良湖岬 → さわやか浜松高塚店

港の施設が道の駅「伊良湖クリスタルポルト」になっています。

伊良湖港

道の駅切符を購入しました。

11時前、輪行解除して渥美半島縦断の旅がスタートです。

伊良湖港

駐車場の奥へと進み、灯台を訪れました。

伊良湖岬 灯台

海面に近い高さにある灯台って初めて見たような気がします。

伊良湖岬 灯台

インスタ映え~

ちょっと先に進むと、「恋路ヶ浜」と呼ばれる場所に「幸せの鐘」があります。

恋路ヶ浜 幸せの鐘

デートスポットってやつですよね…。

恋路ヶ浜 幸せの鐘

ソロなのでヘルプをお願いしました。()

ドン引きミク氏 – Spherical Image – RICOH THETA

坂を登った先にある伊良湖ビューホテル付近が見晴らしが良くてお薦めです。

伊良湖岬 伊良湖岬 伊良湖岬

ここからは国道42号線を走り、ときどき海岸線に近いサイクリングロードに出る感じで走りました。

この辺りには「渥美サイクリングロード」と「田原市サイクリングロード」があるのですが、レビューにあるように砂や枯れ葉・枯草が路面を覆っている箇所も多く微妙な道です。

渥美サイクリングロード

巡航速度を落としたくないなら国道を走るのが正解で、レンタサイクルのママチャリでまったり走るには「アリ」といった感じのサイクリングロードです。

確かに景色がいいところもあるので、捨てがたいですが…。

渥美サイクリングロード

道の駅「あかばねロコステーション」に到着しました。

道の駅 あかばねロコステーション

ここでも道の駅切符を購入しました。

この辺の海岸はサーファーのメッカのようです。道の駅にもサーフショップがありました。

道の駅 あかばねロコステーション

この後も国道42号を走ったのですが、海が見えるわけでもなく、ちょっとしたアップダウンを繰り返す田舎道でした。

海は見えず景色は良くないのですが、交通量が少ないので走りやすかったです。

途中、メロン狩りのお店が何軒かありました。

シーズンは6月~9月みたいです。

田原市国道42号

畑が広がるのどかな道です。牛舎もありました。

国道42号ですが、三重県の南部にもあるんですよね。

でも地元の北部は通っておらず、一体どういうルートでここまで繋がっているのか気になって調べてみました。(wiki)

なんと伊勢湾フェリーの「海上ルート」を含むそうです!(陸続きではない)

愛知県から静岡県に入ってすぐの所に、3つ目の道の駅「潮見坂」がありました。

このあたりの国道1号は潮見バイパスと呼ばれる自動車専用道路になっています。

一応下道から行くことはできますが、ほとんど「高速のPA」といった感じです。(アイコンも緑ですし)

道の駅 潮見坂

足湯スペースもありました。

道の駅切符を購入し、「しらすソフト」というご当地名物を食べました。

しらすソフトクリーム

しらすとネギのトッピングが、補給にうってつけ⁈

そして浜名湖に到着です。

浜名湖サイクリングロード

かつて車で来たこともある弁天島へ。

弁天島

釣りをしている人たちが多かったです。景色のいい公園です。

弁天島

そしてついに目的地である「さわやか浜松高塚店」に到着しました。

さわやか浜松高塚店

「さわやか」のげんこつハンバーグ

昼食と夕食の間の、待ち時間が少なそうな時間帯を狙ってライド計画を立てました。

実際に到着したのは午後3時過ぎ、計算通りです。

ロードバイクを駐輪して店内で番号札をもらいました。

さわやか浜松高塚店

番号札のQRコードを読み取ると、リアルタイムで順番が表示されます。(30秒ごとに自動更新)

さわやか スマホ 待ち時間

「30分待ち」の目安表示に対して、実際は35分弱でした。

見張りも兼ねてロードバイクの傍らで時間を潰して過ごし、いよいよ入店です。

さわやか浜松高塚店

これだけ多店舗展開しているのに、どの店舗もいつも混んでるって凄いですよね。

さわやか浜松高塚店

オーダーから20分弱待ち、目の前にげんこつハンバーグが置かれました。

店員さんが切り分けてくれます。

はるばる遠征した甲斐がありました。

さわやか浜松高塚店

ソースはオニオンを選びました。

到着から退店まで1時間20分位でした。

ロードバイク乗りの皆さん、特にソロの方なら駐輪について気になる事と思います。

盗難が心配なので輪行袋を店内に持ち込ませてくれないか事前に問い合わせてみたのですが、やんわりと断られました。(デスヨネー)

ですからチェーンロックを3つ持っていきました。

また立て掛けるような場所がなかったので、最近導入した携帯スタンドが役に立ちました。

新幹線輪行で帰宅

帰路は浜松駅から新幹線を使って輪行しました。

浜松駅 新幹線ホーム

マジックアワー万歳!

「こだま」の自由席に乗車したのですが、ガラガラで輪行袋の置き場に困ることもありませんでした。

こだま 車内

前回の輪行時に思いついたのですが、リュックのヘルメットホルダーってお土産を持ち帰るのに使えませんか?

輪行袋とお土産

ドイターのバックパックには収まらない量のお土産ですが…

輪行解除の後、こんな風にして最寄り駅から自宅まで持ち帰りました。

バックパックにお土産を括り付ける

まとめ

振り返ると今回の旅は

「こんなに楽しく充実した一日があるんだ!」

と思うぐらい、とても満足のいくものでした。

理由としては、

  • 初めてのルートであったこと(新鮮さ)
  • 自宅から鳥羽まで輪行したこと(何回か走ったことがある消化試合みたいな区間をパスした)
  • 実走距離が短い(70km強)の上に、時間的余裕もかなり考慮したこと

といったことが考えられます。

Stravaの区間タイムを意識して走るのも楽しいですし、距離にチャレンジするロングライドもいいのですが、こういった「観光サイクリング」に徹したライドも気楽でいいなと思いました。

渥美半島 道の駅切符

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