年明けからWiggleでのホイールのセールが気になってしょうがなかったのですが、興味があるのが
- カンパ 「ボーラ・ワン50」
- カンパ「シャマルウルトラ」
- シマノ「デュラC24」
(いずれもクリンチャー)というグレード・価格ともに高い品物です…。
プロライト「ブラッチャーノ A42」に満足している現時点ではどうしても欲しいわけではなく、見送っていました。
ところがある時、カミさんの「GIANT TCR1」に付いている「SR-2」なる完成車ホイールが、ジャスト2kgという正に鉄下駄であることを知りまして、こりゃ何とかしないといけないなぁと漠然と考えるようになりました。
(1900g弱ぐらいと思っていました)
そこへ「ゾンダ」が3万円半ばという、とってもお値打ちな状態である情報が飛び込んできたわけです。
練習用ホイールとして評判抜群のあのゾンダです。
自分用としてはポチれませんが、カミさん用という大義名分ができたのでポチれました。
今回は到着まで速かった
なんと無料の通常配送で注文日(しかも23時台)から6日目に配達されましたよ。はやっ!
税金等で1800円支払いましたが、それでも合計4万を切るスペシャルプライス!
このダンボールの中に「カンパニョーロの段ボール」が入れ子になっているのかと思いましたが、違いました。
Braccianoを買った時には段ボールの外側に「PRO-LITE」のロゴが入っていて、開封前のテンションが更にあがったのですがちょっと残念。
ようこそG3ホイール!
あぁ、カンパニョーロ…。
知っていましたがシールです…。
このシールは性能と同等に重要だと思っていますので、末永く剥がれないで欲しいものです。
完組(機械組)だけどきちんと人手をかけて品質管理していますよという意味の「100% Handmade Quality」でしょうか?
ちなみにYahoo!知恵袋のベストアンサーにあった「完組・手組」の説明はしっくりきますね。
- 「完組」に対して「バラ組」
- 「機械組」に対して「手組」
FINAL INSPECTION CHART(最終検査表)
- Axial and Radial Skid(軸上と放射状の滑り?縦振れ・横振れのことでしょうか?)
- HUB Centering(ハブのセンタリング)
- Spoke Tension(スポークテンション)
- Axle Smoothness(車軸のスムースさ。ハブの回転性能のこと?)
- Aesthetic Control(美的制御!?イタリアンジョーク??いやいや見た目の傷や汚れのこと?)
たいがい読まずにポイする英語表記の説明書ですが、たまにはつぶさに眺めてみるのも勉強になり面白いです。
Axleといえば、時々見かける「スルーアクスル」という言葉ですが、これってディスクブレーキ採用の流れに動いているロードバイク界にとって興味深い技術なんですね。
(参照)「IT技術者ロードバイク日記」様 ロードバイクに「スルーアクスル」の波が訪れようとしている
次買うロードバイクは潮流が決まってからディスクブレーキ仕様かと思っているのですが、いろいろ規格が増えると悩みますよね。
G3の組み方は真横から見るのが一番わかりやすくて美しいですね。
「かっこいいから前輪もG3にすればいいのに」と思うのですが、強度(剛性)が足りなくなるのでしょうか?最近ラインナップされたディスクブレーキ版は前後ともG3組です。
新品ゾンダを振れ取り台でチェックしてみる
カンパニョーロ社の品質管理体制を疑うわけではありませんが、折角なので初期出荷時の状態を振れ取り台でチェックしてみました。(素人が偉そうに…(^^;)
横振れ | 縦振れ | |
前輪 | ○ | ○ |
後輪 | ○ | 1mm弱? |
微妙に後輪が上下している感じでしたが、振れ取り台で見ていても1mmはないだろうという幅でした。
「ちゃんと品質管理してありますね!」と言いたいところでしたが、前輪を回している時にリムの空洞の中で何やらゴミが一緒に回って音を立てています。
リモコン等を落としたりしているうちに中で何かが折れたり外れたりして、手で振ると「シャラシャラ」鳴るアレです。
「ネジ?いや、さすがにそれは…(汗)」
バルブ穴を下にしてシェイクを繰り返すこと数十回。
(ちなみにゾンダはリムテープ不要でバルブ穴以外は空いていません)
黒い円形の硬質樹脂のゴミが7個出てきました…。
おそらくスポークの穴を開けた時のゴミと思われます。
そして最後の1個と思われるゴミが全然出てきません。
バルブ穴を下に持ってきてホイールの外側(チューブ側)に異物を出そうとしても、バルブ穴が凸の部分で、ゴミは両端の凹に行こうとするので、穴からなかなか落ちてきません。
バルブ穴に粘着テープをコヨリ状にしたものを差して回してもキャッチできず。
かなり苦戦して実害はないし諦めようと思ったのですが、最後にコヨリを斜めに入れて端の凹に当たるようにしてホイールを回してみました。
そしたらやっとキャッチできました!
そして出てきた異物がコチラ。
そりゃバルブ穴から落ちてきませんわ!
何ですか?このアルミの削りカスは…。
そしてやっと異音がしなくなりました。(精神衛生上とても良くなりました)
ちなみに同じくカンパの「Khamsin(カムシン)」からも異音が出たりしています。
「カンパ=爆音」じゃなかった件
いろいろな方のブログを読んでいて「カンパホイール=爆音ラチェット」という妄想ができあがっていたのですが、ゾンダのフリー持って回したら意外にも「すごく静か」でした。
静か過ぎて「フリー機構が働いていないのか?」と思うぐらいです。
これに比べたらPro-Liteのラチェット音こそ爆音です。
個人的な感想としては
(静か)SR-2 ≒ ZONDA < Racing SPORT < Bracciano (賑やか)
ですね。
(追記)使っているうちにグリスが減って音が大きくなる、という傾向があるそうです。
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