乗鞍でヒルクライムをするべく、「特急ひだ号」で名古屋から高山まで輪行しました。
過去にも「ひだ号」を使って輪行しているのですが、今回乗車したのは2022年7月にデビューしたばかりの新型車両「HC85系」です。
1. HC85系ひだ号の「荷物スペース」に輪行袋は収納できる?
従来の「キハ85系」とは様々な点が異なっていますが、輪行勢にとって気になるのは各車両に新設された「荷物スペース」の存在でしょう。
JR東海の説明によると「特大荷物も収納可」とあります。
このスペースに輪行袋が収まるかどうかですが、結論としては
HC85系の「荷物スペース」に輪行袋は収納可能です。
下の写真では、オーストリッチの輪行袋(SL-100)にフレームサイズ53のロードバイクを縦型で収納しています。
ただしスマートには収まらず、対角線上に置いてギリギリって感じでした。
ですから
- 他の乗客の荷物と一緒
- フレームサイズが大きい
など、状況や条件によって収まりきらない可能性もあります。

レバー状のポールは押し上げることができ、荷物の固定に役立ちます。ポールよりはみ出すので、下げ切っていない途中で輪行袋に引っ掛けました。
HC85系では座席頭上の荷物棚も大きいせいか、乗った車両では他に荷物スペースを利用している人はいませんでした。
各車両の左右に一カ所ずつ荷物スペースがあるので、最後部座席の裏に置けなくても何とかなりそうな感じです。
2. 輪行の定番「車両の最後部座席」の座席番号は?
(注意) 実際に最後部座席の後ろのスペースに輪行袋が入るか未確認です。以下は大丈夫だろうという想定でのお話です。
HC85系は荷物スペースに輪行袋が置けますが、定番の「最後部座席」を予約すれば更に万全です。
指定席を予約するにあたって「特急ひだ号」ならではの盲点があります。
それは「特急ひだ号は岐阜駅でスイッチバックする」ことです。
「スイッチバック」とは列車の進行方向が逆になることで、岐阜駅を境に前後動く向きが変わります。
2.1 高山へ向かう下り「HC85系」特急ひだ号の場合
下りの特急ひだ号(名古屋発 高山行き)を例にとると、
- 名古屋駅を出発する時、先頭はグリーン車の1号車です。このとき座席は逆向きの状態で岐阜駅まで向かいます。(約20分)
- 岐阜駅に到着すると進行方向が変わり、座席と順方向に列車が進んで高山本線に入ります。
ややこしいですが高山へ向かうHC85系特急ひだ号の場合、車両最後部の座席番号は「1A~1D」です。(AとDが窓側になります)
仕組みを知っていたにもかかわらず、ひだ1号(高山行き)を予約する際に自信満々に間違えて2号車の17A席を予約した様子が下の写真ですw

荷物スペースのすぐ後ろなので、輪行袋が見張れるメリットはありますw
2.2 名古屋へ向かう上り「HC85系」特急ひだ号の場合
名古屋に向かう上り特急ひだ号の場合、最も数字が大きい座席番号が最後部になります。
ただし車両によって座席列数が異なる上、「車いす用座席」が設けてある車両もあるのでご注意ください。
あとグリーン車の座席後ろですが、「フットレスト」がせりだしていて、輪行袋を置くには不安定なのでご注意を。
HCひだのグリーン車最後列はフットレストが付いていて、輪行にはちょいと不向きです。
車両端に共用の荷物おきがあるので、そこにチャリを置かせていただきました。
混雑時だと迷惑をかけちゃいますね(^^;; pic.twitter.com/6MbtEINMMp— 青 (@ikurise_AO) August 8, 2022
ひだ1号に乗れば、乗鞍スカイライン側のヒルクライムは日帰りで可能です。

コメント
イラストに書かれてるA席とD席の位置が逆になってます。海側がA席です。
ご指摘ありがとうございます。m(__)m
訂正いたしました。