先日届いた新型デュラ・エース(R9100)のパーツ達に遅れること数日、キャリパーブレーキ(BR-R9100)の前後セットも届きました!
新型デュラ・ブレーキ(BR-R9100)開封の儀
エアロ形状になり、剛性もアップしたと噂の新デュラ・ブレーキですから、ちょっとワクワクしますね。
ご対面~!
中身はこんな感じです。
色はグロッシーな黒ですね。グラデーションとか玉虫色といったものではありません。
ブラックの中に輝くシルバーの「DURA-ACE」のロゴ。
BR-9000の表面は「アルマイト(酸化被膜)」なのに対し、BR-9100は「塗装」となっていますね。
アーチ材質は「アルミニウム」で同じです。
計量してみました。公称重量は前後セットで 326g です。
前デュラ「BR-9000」が 297g なので、約30g重くなっています…。
合計324gでした。
下の写真の中央、小さいボルトが「センタリング調整ボルト」です。
今使っているBR-5800と違い、アクセスしやすい場所にあります。
BR-5800は携帯ツールの短い2mmのアーレンキーだと回しにくかったのですが、これなら作業しやすそうです。
新型デュラ・ブレーキ(BR-R9100)の特徴
左右のピボットを繋ぐ「ブースター」搭載
このブースター、BR-9000で軽量化しすぎて剛性が足りなくなったのを改善してきたとの噂です…。
ブレーキアーチを握り込むと…
左右のアーチの間に挟まった肉抜きされたプレートが…
コンニチワします。
このプレートが存在することで、ブレーキアーチのたわみが43%減少するそうです。
アーチがたわまない分、レバーを引いた力が効率良くリムを押さえつける力に変換されます。
ブースターというもの自体はMTBのVブレーキ関連で以前からあるもののようです。
28Cまでのタイヤ幅に対応
ワイヤーで固定しない初期状態のアーチ間隔が広がったのでしょうか?
どうやら左右ではなく、上下のクリアランス(タイヤ接地面とブレーキアーチの裏側)が確保されたみたいです。
閉じた時の出っ張りがなくなってスッキリしたクイックレリーズ・レバーですが、回転角は180度強で5800と大差ないように思います。
ちなみに今使っているBR-5800同様、クイックレリーズ・レバーにノッチはありません。
完全に閉めた状態にした時だけ「カチッ」とロックがかかります。
4700とか6800には開閉途中の位置にノッチがあるようですが、9000はどうなんでしょう?
(追記)BR-6800を購入しました。全開から完全クローズまで7段のノッチがついていました。
なぜこんな情報を書くかと言いますと『ノッチがなくなった為、リム幅の違うタイヤに対してレバーを使ってクリアランスを調整する裏ワザができなくなった』という話を見かけたからです。
ブレーキという命に関わるパーツでの「仕様外の使い方」なんて怖いので考えたこともなかったのですが、意外とプロの間では普通に行われている(いた?)ようです。
上の投稿は2012年のものなので、現在はどうなのかわかりませんが…。
下の記事では間違った使い方をやめるようにと、注意喚起されています。
(参考)http://www.cyclowired.jp/microsite/node/214488
確かにこのような使い方が本来の仕様として存在したら便利ですよね。
「ケーブル調整ナット」を回してクリアランス調整はできますが、レバーでできる調整幅に比べたら微々たるものですしね。
シャマル・ウルトラに続いてゾンダもワイドリム化され、リム幅の違うホイールを所有する人が増えそうですので、こういったニーズは高まってくる気がします。
ところで先日届いた R9100 パーツのうち、STIレバーを AeroNova に仮付けしてみました。
組み上がったらかなりカッコ良さそう…、楽しみです。
ワイヤーの取り回し作業に時間がかかりそうなので、先にブレーキだけ交換してみようかなと思っています。
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