今回はちょっとデリケートな話題ですので、予めご了承ください。
固定ローラー台で股間(会陰)にダメージ
「Zwift おもしれぇ!アハハハ… 」
と連日ローラー台に乗っていたある日、股間の左側(袋の左裏付け根)に痛みを覚えます。
「あー、去年ロードに乗り始めた頃にこういう痛みあったなぁ…」
とさほど気にしていなかったのですが、さすがにローラー台に乗っていないのに3日以上余韻が続くと気分が悪い上に不安になってきました。
男性なら分かっていただけると思うのですが、アソコをぶつけたりすると吐きそうな感じの痛みに襲われますよね?それのソフト版です。
「……、何やら知らぬ間に変な病気になっているのでは…(汗)」
サドル座面の傾斜を調整してみる
今使っているサドル「Selle SMP HELL」のポジションを調整して股間の痛みが解決できないか試してみました。
すると「前下がり気味」にセッティングするといい感じである、ということがわかりました。
つまりメーカー推奨の座面の前後の凸を結んで水平を取る方法だと、前方の凸部分が会陰部分を圧迫するのではないかという推測です。
原因が分かったので「じゃあそのセッティングで乗ればいいじゃん」ということなのですが、このHELLというサドル、以前使っていたHybridに比べてクッションが薄いせいか、前下がりにすると滑り台状態になるんですよね。
いろいろイメージして下の図の問題点がクリアできそうなサドルを探すことにしました。
で、結局行きついたのがISMのサドルだったわけです。
バリエーション多すぎて迷うISMのADAMOシリーズ
以前からADAMOサドルについての情報は見かけていたのですが、いざ自分が購入するとなるとそのラインナップの多さにビックリ。
型番 | 旧称 | パッド | レール素材 | 特徴 | 価格 |
PL1.0 | Breakaway | 30 | 窒化クロム・チタン合金 | PNシリーズより幅広 | $224.95 |
PL1.1 | Prologue | 40 | クロモリ | PL1.0よりパッド厚め | $189.95 |
PM2.0 | Peak | 30 | クロモリ | MTB向け | $189.95 |
PN1.0 | Attack | 25 | 窒化クロム・チタン合金 | 細めのデザイン・TT向き | $249.95 |
PN1.1 | 40 | サテンスチール | 薄手のトライアスロンパンツ向き | $149.95 | |
PN2.1 | 40 | クロモリ | 細めのデザイン・TT向き | $189.95 | |
PR1.0 | 50 | サテンスチール | 快適性重視 | $119.95 | |
PR2.0 | 40 | サテンスチール | PR1.0の改良版 | $139.95 | |
PR3.0 | Typhoon | 60 | サテンスチール | PRシーズで一番幅広・街乗り用にもOK | $129.95 |
PS1.0 | TimeTrial | 15 | 窒化クロム・チタン合金 | 最も硬いパッド・TT向き・後部傾斜 | $224.95 |
PS1.1 | 30 | クロモリ | PS1.0よりパッド厚めの廉価版 | $189.95 | |
Road | 30 | クロモリ | TT向き | $189.95 |
(参照1)http://www.ismseat.com/all-saddles/
(参照2)「トライスポーツ」様のサイト
型番と名称が新旧入り混じってややこしいのですが、シリーズごとにザックリまとめると
- PLシリーズ ロード向け
- PMシリーズ MTB向け
- PRシリーズ 快適性重視
- PNシリーズ トライアスロン・TTバイク向け(座面フラット)
- PLシリーズ トライアスロン・TTバイク向け(座面後部が上り傾斜・全長短め)
てな感じでしょうか?
結局他の方のブログで良く見かけた「PL 1.0(Breakaway)」というモデルを選択しました。
「ISM PL 1.0(ADAMO Breakaway)」と「Selle SMP HELL」の外観比較
で、届いたのがPL1.0の旧モデルバージョン、ADAMO Breakawayです。(Wiggleでセールでした)
「寿がきや」の先割れスプーンをイメージさせる形状です。
裏面はこんな感じです。
「Selle SMP HELL」との外観比較です。
坐骨の収まる位置で前後を揃えるとこんな感じでしょうか?
レールの長さはBreakawayの方が短いですね。
裏面です。
横から見た感じです。
HELL ほど座面の起伏はありませんが、Breakaway も完全にフラットではないですね。
ISMのサドルを取り付ける際の注意点
メーカーの説明書の要約です。
- 一般的なサドルよりサドル高を低めにする
- 前後位置は乗り方で個人差が出やすいので時間をかけて調整
- 座面が水平もしくは1~7°前下がりでセットするように設計されている
- 従来のサドルは左右坐骨+会陰部の計3点で支えるのに対し、ISMのサドルは左右坐骨の2点のみ
- 先割れ部分が正面に来るのがベストとは限らない。左右に振ってみて「会陰部がサドル前方の空いている部分にきれいに落ち込む感覚がするところ」がベストポジション。
このサドルは通常よりもかなり後ろに引いた状態で、一般的なサドルのポジションになるようです。
ですから前方オフセットのシートポストに取り付けるとサドルが前に出過ぎるかもしれません。
このようにサドルを取り替えるだけで解決できないか試してみました。(続きます)
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