スポンサーリンク

【酷道・激坂な前ヶ畑峠】国道477号をたどる四日市→京都ロングライド

ロードバイクで貴船神社 ロングライド・イベント

四日市市には国道1号が通っているのですが、この道をずっと行った先に東京や大阪があるのかと思うと感慨深いものがあります。

そしてふだん何気なく使っている国道477号ですが、なんと滋賀や京都を抜け、大阪の池田市まで繋がっているそうです。

なんだか胸熱です。

国道477号に沿って、途中の京都・鞍馬までサイクリングすることにしてみました。

武平峠越え

いつもの鈴鹿スカイラインから武平トンネルをくぐり、滋賀県側へ下ります。

初めて通過する方は給水にご注意ください。

三重県側は「お食事処 北の幸 熊(旧クマ牧場)」、滋賀県側は野洲川ダムの手前の「かもしか荘」付近が給水ポイント(自販機)です。

その間、およそ20km弱です。

山頂の武平峠の駐車場には自販機はありません。トイレはありますが、水は飲用に適さないものです。

夏場に鈴鹿スカイラインを登られる際は、ボトルを満タンにしてどうぞ。

武平峠駐車場

滋賀県湖東の国道477号は快走路

武平峠の滋賀県側を下ります。

午前中は日の当たる三重県側に比べて、山の陰になる滋賀県側は気温が低めです。

野洲川ダム

野洲川ダムです。

野洲川ダムを通過した後、再び登り区間「平子峠」が登場します。

この峠をクリアした後ブルーメの丘を過ぎたあたりから琵琶湖までは、ほとんど平坦でした。

日曜日の朝ということもあったのでしょうが、交通量も少なく、のどかで走りやすい道でした。

滋賀県国道477号をサイクリング

途中の交差点で何回か直角に曲がったりして、琵琶湖大橋までの最短コースではないのですが、ストレスなく走れるのでお薦めです。

三重県側と違って信号が少ないもいいですね。

途中で道の駅「アグリパーク竜王」でトイレ休憩がてら道の駅切符を買おうと思ったのですが、開店(9時)前でした。残念!

琵琶湖大橋を自転車で渡る

今回の目的の一つが「ロードバイクで琵琶湖大橋を渡る」でした。

琵琶湖大橋の歩道

車は有料ですが、自転車と歩行者は無料です。

歩道は特別広いわけではありませんが、路面は良好でした。

琵琶湖大橋の歩道

「橋の上からインスタ映えするような写真を…」と思っていたのですが、実際に行ってみると

橋の上、高すぎ!

琵琶湖大橋の歩道

見晴らしが良すぎて、ゆっくり眺める心の余裕はありませんでした…。(高所恐怖症)

琵琶湖大橋の歩道

義務的に手早く写真を撮って通過!

後で調べてみると、橋の一番高いところは湖面から20m以上あるみたいです。

強風でなかったのが救いでした。

動画の音声でリンリン鳴っているのは自転車用のカウベルです。

動物が出そうな山道を抜ける際のお守りです。(さりげなく歩行者に存在を気づいてもらえるメリットも)

手元で簡単に音のON/OFFを切り替えられるので重宝しています。

そして橋の西詰にある道の駅「びわ湖大橋米プラザ」にて休憩です。

横から眺め直して、橋のスケールの大きさを再認識。

道の駅から望む琵琶湖大橋

サイクルラックもありました、流石です。

道の駅 びわ湖大橋米プラザ サイクルラック

無事に道の駅切符もゲットできました。

道の駅 びわ湖大橋米プラザ 道の駅切符

これから始まるヒルクライムに備えボトル2本を満タンにし、更に500mlのペットボトルをバックパックに放り込み、約1.5リットル体制で臨みました。

やがて国道は酷道へ…

橋を渡ってからレインボーロードと呼ばれる区間を通過します。

山奥に向かう道なのに大型もソコソコ走っていて、思っていたより交通量がありました。

大原三千院の前を南北に縦断する国道367号へ抜ける車が多いのかもしれません。

国道477号はその国道367号と合流し、重複区間を経て、再び分離して京都の山奥へと入っていきます。

ここからは通る車も滅多になく快適です。

そして途中から、片側1車線から離合困難な箇所も多い1車線へと狭くなります。

道が狭くなった少し先から、九十九折・急勾配が容赦なく襲ってきました…。

国道477号 京都府内

九十九折で見通しがきかない上に道幅が狭く、対向車を想定してラインを膨らますことができません。

ただでさえキツイ勾配のカーブをイン側で登る…

立ち漕ぎしても、自重でクランクが回らない!

進まない!!

もう心が折れました…。

降りて押すことに。

初めての坂で勾配の変化を繰り返していると、斜度の感覚がおかしくなってきませんか?

その時は「コレ絶対に20%近くはある!」と思っていた激坂ですが、もしかしたら10%強ぐらいだったのかもしれません。

休憩しつつ、押して歩いたりして何とかクリアできましたが、真夏の暑い時期だったらヤバかったかもしれません。

 

やっと峠のピークらしき地点に到着。

前ヶ畑峠というらしいです。

国道477号 前ヶ畑峠

ここから先は下りで、途中に小さな集落がありました。

このままダウンヒルで「百井別れ」に到達できるのかと思ったのですが、集落を過ぎた後からまた登り坂が始まりました…。

国道477号 京都 百井別れ 酷道

全体的な勾配はきつくなかったのですが、下り勾配がきつい上に道幅が狭く、路面が穴凹だらけという区間がありました。

国道477号 京都 百井別れ 酷道

往来もほとんどなく、携帯の電波が届くかどうかも怪しい山奥です。

凸凹の衝撃でバランスを崩して落車とか、リム打ちパンクとかシャレになりません。

国道477号 京都 百井別れ 酷道

分をわきまえて「降りて歩く」ことにしました。

集落から「百井別れ」までの区間は、軽自動車でも通りたくない位の酷道でした…。

(補足)給水ポイント

前ヶ畑峠付近に「自販機」と「湧き水」ポイントがありますが、あまり期待せずに下で十分確保してから登りたいですね。

①大原百井町の集落にある自治会館の隣に伊藤園の自販機があるようです。(ストリートビュー情報)

②滋賀県側から峠の手前のところで、軽トラで湧き水を汲みに来ているおじさんがいました。

百井別れから鞍馬・貴船へ

噂の「百井別れ」に到着です。

ここから鞍馬へ下りましたが、切り返してそのまま477号を登るルートも面白そうですね。(登りたいとは言っていないw)

国道477号の百井別れ手前の標識

詳しくはDARUMAさんのブログをご参照ください。

国道477号 百井別れ

【百井別れ】右下から登ってきて切り返して左の登りへ続く道、それが国道477号です。

百井別れから鞍馬まで細い道が続くのですが、時々向こうから道幅一杯使ってバスが登ってきます。

国道477号 京都 百井別れ

下りなのでスピードの出し過ぎにご注意を。

そして目的地の鞍馬に到着~!

ロードバイクで鞍馬寺

この時の自分をGarminのアクションカムが撮っていてくれました。ソロで自撮りしないのでいい記念になりましたww

鞍馬寺までロードバイクでサイクリング

ハイビズピンクのラファおじさんです。視認性だいじ!!

鞍馬駅前の天狗です。なんと立派な…。

ロードバイクで鞍馬寺

車両のオブジェがありました。レトロないい雰囲気です。

鞍馬駅

駅舎の中も趣があります。

ロードバイクで鞍馬寺

ゆるキャン△とのコラボみたいです。伝統の中に流行も取り入れてますね!

ロードバイクで鞍馬寺

駅前の茶屋で休憩しました。

ロードバイクで鞍馬寺

「いらっしゃいませ~」でなく「おいでやす~」と出迎えてもらい、京都に来たんだなぁと実感しました。

ロードバイクで鞍馬寺

ぜんざいを美味しく頂きました。

ロードバイクで鞍馬寺

鞍馬を後にして、「貴船口」駅のY字路で切り返して貴船に向かいました。

京都通の方に教わったのですが、地域名は「きぶね」、神社は「きふね」と読むそうです。

ロードバイクで貴船神社

中まで参拝出来ないのは残念ですが、雰囲気は堪能させていただきました。

ロードバイクで貴船神社

新緑の貴船、すごくきれい。癒されます。

新緑の貴船

川床料理の場所なのでしょうか、いい雰囲気です。

新緑の貴船

鞍馬・貴船ともシーズン前のせいか、思ったより混雑していない印象でした。

帰りは新幹線で輪行

自走で帰るつもりは毛頭なく、新幹線輪行で帰るために京都駅に向かいます。

葵橋から見た鴨川

葵橋からみた鴨川です。当初はこの河川敷コースを走る予定でした。

段々と京都駅が近づいてきたところで、致命的なミスを犯してしまいました。

事前に耳にしていた「四条河原町の自転車禁止ゾーン」に突入してしまったのです!

場所によって禁止の時間帯は違いますが、歩道はもちろん、車道も通行してはいけないルールだそうです。

(車道の走行はOKかと思ったのですが、車道に「軽車両通行禁止」の標識があるようです。)

ですからロードバイクを降りて歩道を歩きました。(歩行者扱い)

しかし歩道自体が観光客で溢れかえっていたので、

スペースを取る自転車を押して歩くこと自体が迷惑で申し訳ない気分

でした。用がなければ近寄らないに越したことありませんね。

このような事情でおそらく30分近くロスしたと思います。

そして四条河原町の雑踏を離脱して再びロードバイクに跨りました。

京都駅はすぐそこでした!

2018年4月の京都タワー京都駅の北側(烏丸口)です。

2018年4月の京都駅

前回と同様、ゆっくりお土産を選ぶ暇なく新幹線に乗り込むことになりました。

京都駅から新幹線輪行

指定座席は真ん中ぐらいだったのですが、運よく最後列後ろのスペースが空いていたので、輪行袋はそこに置かせてもらいました。

16:02発の「のぞみ」に飛び乗り、名古屋で関西本線に乗り換え、17:39にはJR四日市駅に帰って来れました。

新幹線で輪行すると、時間効率がすばらしいですね。

これでロードバイクで3回京都を訪れたことになるのですが、だんだんと「感覚的に近い」感じがしてきました。

最短でおよそ100kmですから、四日市から県内の賢島までと変わらない距離です。

そう考えると近いのかも…。(賢島遠すぎ問題)

コメント