先日、映画「君の膵臓をたべたい」を観たあと、余韻に浸りつつ関連情報を調べていました。
するとロケ地の多くが隣県であることが判明!
思い付きで「君の膵臓をたべたい」聖地巡礼ポタリングを決行してみました。
1番目の目的地「滋賀大学 彦根キャンパス講堂」
最初の目的地は彦根城に隣接する滋賀大学の講堂にしました。
北から南へと巡るイメージです。
この講堂は有形文化財に指定されている建物ですが、映画の中では「取り壊される予定の図書館」として登場します。
前に彦根城を訪れた際には、存在すら知りませんでした…。
スクリーンの中と同様、とても美しい佇まいです。
更にすぐ横にある「彦根西中学校」も職員室などのシーンでロケに使われたそうです。
彦根城を訪れる際には、すぐ近くなのでぜひ足を延ばしてみてください。
2番目の目的地「豊郷小学校 旧校舎群」
改めて彦根城を観光したい欲求を押さえ、先を急ぎます。
次に向かったのは学校の屋上のシーンで使われた「豊郷小学校 旧校舎群」です。
彦根城から旧中山道に沿って走りました。
広い駐車場も完備していて、建物内部も見ることができます。観光スポットとして申し分ありません。
この素晴らしい建物ですが一時は取り壊される寸前になったそうで、住民の方々の努力で阻止&再生されて本当に良かったなぁとしみじみ思います。
時間的な余裕を考えて本館の見学は我慢して、正面向かって左手にある売店(観光案内所)だけ覗いてみました。
後で知ったのですが、この建物は「酬徳記念館」という名前でかつて図書館として使われており、キミスイでは図書館内部のシーンの撮影現場になっていたそうです。
どうりで既視感があると思いました。
落ち着いた雰囲気ですねぇ、癒されます…。
そして事前に調べて知っていたのですが、ここはあの「けいおん!」の聖地でもあるのです。
ひこにゃんとあずにゃんのコラボ!?
通学路で見かける「飛び出し坊や」は滋賀県八日市市が発祥だそうで、キャラグッズも売っています。
パロディ看板を見つけるイベントも。
エヴァ・バージョン!
3番目の目的地「大津パルコ(跡)」
売店の居心地の良さに先に進むモチベーションが失せかけましたが、気合を入れ直して京都方面へ南下します。
途中「道の駅 竜王かがみの里」にて、最近集め始めた「道の駅切符」を購入して休憩です。
初めて「近江大橋」を渡りました。全長約1.3kmあるそうです。
絵になる眺めですね。
そして大津市内を走っていたところ、予定していなかった聖地のひとつ「大津パルコ」の建物を発見しました。
映画の終盤に登場するのですが、このパルコは先月8月末で閉館されたそうです…。
ゴール「伏見であい橋」
大津駅前を通り過ぎ、1年ぶりに「逢坂越え」に挑みました。
今回は東山へ向かわず山科を南下し、宇治方面から回り込むようにして伏見を目指しました。
月桂冠の大倉記念館が近くにありました。観光スポットのようです。
そして、ついに映画のキービジュアルにある「伏見であい橋」に到着です!
自転車を担いで河川敷に下り、そして橋を上りました。
映画公開中なので、もっと混雑しているかと思ったのですが、ほぼ無人状態でした。
午後3時ぐらいでしたが、おかげで写真撮り放題でした。
この橋ですが「川がT字になっているところに架かっていて、3つの異なる岸を結ぶ」という実用的かつロマンチックな橋なのです!
ロングライドの疲れも吹き飛ぶ、旅の最後にふさわしい場所でした。
川の流れの音に耳を傾けつつ、映画を思い出しながら、しばし感傷にふけっておりました。
初めての新幹線輪行
あとは京都駅から新幹線で輪行して帰るだけです。
京都駅南口の歩道で輪行の準備をしました。
じつはこれが3回目の輪行です。
2回目の時は経験不足で苦戦したのですが、今回は動画を繰り返し見て「コツ」を覚えた後なので、割と手際よくできました。
「のぞみ」や「ひかり」だと混雑していて気を遣いそうなので、1時間に1本しかない「こだま」の自由席に乗ることに決めていました。
京都から名古屋まで約50分なのでデッキに立っていることも覚悟していましたが、幸い最後尾の席に座れてその後ろに輪行袋も置けるという、完ぺきな輪行パターンで乗車することができました。
無事地元の駅まで戻ってきました。
やっぱり「帰りは輪行」と決めていると、道中がとても気楽です。
そして最後に、輪行を解除して走り始めて「ビンディングが嵌らない??」と思ったらクリートカバーを付けたまま、というオマケもありました。
装備について
今回の装備についてです。
ウェア
上半身は
- 【Rapha】Brevet Lightweight Jersey( ブルべ・ライトウェイト・ジャージ)
- 【パールイズミ】プレミアム・アンダー・ロングスリーブ(108)
下半身は
- 【Rapha】RANDONNÉE SHORTS(ランドネ・ショーツ)
- 【パールイズミ】コールドブラック・メガタイツ(238)
という組み合わせでした。
下は厚めパッド付きのパールのタイツの上に、店内・列車内で恥ずかしくないようラファのハーフパンツを履くスタイルです。
肩紐がないので、休憩時のトイレもスマートにできます。
あと結局使いませんでしたが、バックパックの中にパールイズミのウィンドブレーカーも詰めておきました。
9月と言っても晴天だったので、真夏仕様でちょうどいいぐらいでした。
ロードバイク
機材は
- Bianchi IMPULSO(R9100紐デュラ・11-30T)
- WH-9000-C24-CL(デュラC24)
という安定の組み合わせです。
プラシーボかもしれませんが、デュラC24だと「疲れても何とか回せる」という安心感があるんですよね。
登りは当然楽チン、平地の巡航でも30km/h台前半ぐらいまでなら楽に維持できます。
ストップアンドゴーが多い京都市内でも、小気味よく走ることができました。
ホント、いいホイールです。
サドルパックでなくバックパック
最近は「Rapha×アピデュラ」のロールアップタイプのサドルパックを使っていました。
でも今回は久々に「ドイターのバックパック」を使うことにしました。
その理由はサドルパック装着のデメリットである
- サドルパックを取り付けるために、通常装備のテールライト類を取り外すのが面倒
- ロールアップタイプなので、荷物へのアクセスが面倒
- 登坂時やダンシングに感じる「重いものをくっつけている感」が気になる
という点と、その裏返しでもある
- 去年バックパックで京都往復した際、荷物を背負うことがさほど気にならなかった
- 両サイドのメッシュポケットをはじめ、荷物のアクセスは格段に便利
- 登坂時やダンシング時を考えると、サドルパックよりバックパックの方が楽に走れそう
という点です。
今回160km程でしたが、バックパックを背負うことで感じたデメリットは特にありませんでした。
いつもだったらデメリットになりそうな「ジャージのバックポケットへのアクセスが悪くなる」点についても、パンク装備などはバックパックに入れましたし、一番問題になりそうなスマホの出し入れも「アピデュラのフードポーチ(ラージ)」に冷たいペットボトルと一緒に放り込んでおいたので、
スマホの出し入れが容易 & ドリンクの冷気でスマホの温度上昇も緩和できる
という、とても都合のいい状態でした。(Xperia XZなので防水仕様です)
またドリンクを入れない時はモバイルバッテリーを入れて「スマホやEdgeに給電する」といった使い方もしました。
ハンドル回りがゴチャつきますが、ロングライドの際は装着しておくと何かと便利だと思います。
これから「帰りは輪行」ライドにハマりそうな感じです。
追伸
帰ってから一緒に映画を観たカミさんと感動を共有しようと思い、
「この階段を浜辺美波ちゃんが上ったかと思うと胸熱~」
と感想を伝えたのですが、
( ̄皿 ̄「キモ!」
と、一蹴されました…。。・゚・(ノД`)・゚・。
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