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憧れの「ボーラ・ワン 50」が激安で買えてしまった件

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封 ホイール沼

皆様ブラックフライデーのお買い物はいかがでした?

今回はブラックフライデーの話ではなく、夏のお話です。

記事にするのを忘れていた、というより、届いてからずっと倉庫に眠っていたので記事にしませんでした。

使用インプレへの道筋が見えてきたので、今回は購入から到着までの経緯を書きたいと思います。

カンパニョーロ「ボーラ・ワン50(クリンチャー)」が到着するまで

Wiggleさんの夏セール、凄かったです。

新デュラR9100シリーズへのモデルチェンジ前とはいえ、定番軽量ホイールの「WH-9000 C24 クリンチャー」が7万円半ば…。

円高ポンド安サマサマです。(でした)

なんとカンパニョーロの高級カーボンホイール、あの「ボーラ」シリーズも40%以上のプライスダウン!

ボーラワン50 Wiggle

連日微妙に変化する「価格」と「在庫状況」を楽しみつつ、Wiggleを徘徊する夏の夜が続いていました。

在庫が滅多にないシマノ・ハブ

「おっ、このホイールも結構お値打ち!」

と思い、オプションを選択するとカンパ用は在庫があっても、シマノ用は在庫なしである場合がほとんどでした。

たまーに「在庫あり」になっていても残り1~3個とか、

「ワールドワイドな通販サイトだから、競争率ハンパない…。」

という感じでした。

ボーラ・シリーズもシマノハブは在庫がなく、買いたくても買えない状況が続いていました。

そんなある日、Wiggleから登録していた入荷通知のメールが届きます。

いくら入荷通知を設定していても、メールに気付くのが遅れてサイトを訪れるまでのタイムラグが長くなると、再び「在庫なし」になっている可能性が高いです。

この時も通知メールに気づいたものの

「どうせサイトを見に行ってもタッチの差でなくなっていたりするんだろうな…」

なんて期待していませんでした。

ところがWiggleで

「ボーラ・ワン50 クリンチャー」 ⇒「ブラック/レッド Shimano/SRAM 9/10/11」

を選択してみると、なんと

「3点在庫あり。発送可能」

とかなっちゃってます。

「こ、これはすぐ決断しないと数分で売り切れるパターンでは…?」

かつて在庫1点の「レー3」をカートに入れて悩んでいたら、決断した時には「在庫なし」になっていた悔しい思い出がよみがえりました。

しかしアノのボーラ・ワンです。安いといっても一般的な金銭感覚からすると決して安い買い物はありません…。

マンガの「じこまん」の中でシンドイ時に脳と体を切り離す「ゾンビ走法」なるものが登場します。

私もこのタイミングで脳と体を切り離してみました。

…結果、数分後

「注文商品 XXXXXXX がWiggleにより確定されました」

というメールが届いていました。

「やっちまったよ…。(汗)」

切り離したと言いつつも、高額商品なので冷静に500円の追跡オプションを付けたりしたわけですが…。

Wiggleからボーラ・ワンが届くまで

以前ゾンダを購入した時は1週間かかりませんでした。

【海外通販】カンパニョーロ「ゾンダ」開封の儀
年明けからWiggleでのホイールのセールが気になってしょうがなかったのですが、興味があるのが カンパ 「ボーラ・ワン50」 カンパ「シャマルウルトラ」 シマノ「デュラC24」 (いずれもクリンチャー)というグレード・価格ともに高い品物です...

もしかしてホイールは高価だからオプションなしでも優先的に出荷されたりするのか?と勘繰ったのですが、そうでもないようです。

今回オプションの追跡サービスを利用していて不思議に思ったのは、スペイン・マドリードから東京まで約6日かかっている点です。

Wiggle 追跡ありオプション 表示

できるだけ安くするためトランジットを繰り返しながら送られてきたのでしょうか…??

国内に到着してからは、税関手続きを含めて流石の物流スピードです。感謝!

「ボーラ・ワン50(クリンチャー・ブライトラベル)」開封の儀

過去3回Wiggleでホイールを購入していますが外箱がボコボコになっていたりする等のトラブルはなく、今回も特に心配はしていませんでした。

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

ドキドキの瞬間。ホイールバッグに入っています。ゾンダはなかったので、やはり高級ホイールといった扱いです。

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

小物一式が入った封筒です。

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

ホイールバッグを使うことはまずないのですが、あるとやはり嬉しいですね。

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

何だかそれっぽい。(意味不明)

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

ご対面~!

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

やっぱ芸術品ですね~!

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

ド・定番のホイールですが、定番になるだけの魅力がボーラ・ワンにはあると思います。

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

組んだ職人のサインなし…(´・ω・`)。単なる書き忘れか、それとも「噂のストライキ中の物」なのでしょうか?

カンパニョーロ ボーラ・ワン サインなし

「新品のホイールに削り傷が!!」と思ったら、どうやらカーボン継ぎ目の「バリ」を取った痕のようです。

カンパニョーロ ボーラ・ワン 削り傷

その延長線上のリム部分にもカーボンの継ぎ目があります。

カンパニョーロ ボーラ・ワン 削り傷

付属品はこんな感じです。

  • ユーザーマニュアル
  • クイック(前後)
  • タイヤレバー(2本)
  • 専用ブレーキシュー(4個)
  • 8~10速対応スペーサー
  • バルブエクステンダー&バルブコアツール(?)(2セット)

カンパニョーロ ボーラ・ワン50 クリンチャー 開封

11速なのでスペーサーは不要ですし、バルブエクステンダーもロングバルブを用意したので不要、ブレーキシューも別の物を用意したので純正品は保管しておくことにしました。

このカンパのタイヤレバーですが、すごく推している方もいらっしゃいます。

カーボン製で折れにくく、ホイールに優しいそうです。

個人的にはパナのタイヤレバーが気に入っているのですが、高価なカーボンホイールに傷ついたら嫌なのでボーラ・ワンはこの純正品で作業していこうと思います。

カンパニョーロ・タイヤレバー

重量測定です。前輪が647g。(公称値655g)

ボーラ・ワン50 重量計測

そして後輪は805gでした。(公称値830g)

ボーラ・ワン50 重量計測

後輪が25gも軽いと逆にちょっと不安になってしまう、勝手なローディー心理…。

注意点としまして、カーボンホイール全般に言えることですがブレーキ時にアルミ製よりリムが熱を持ちやすいそうです。

ですから、熱に弱いラテックス・チューブは使用禁止です。

カーボンホイールはラテックスチューブNG

そして、あまりないと思うのですがホイールを掃除する際に「アセトン」を使うと、ラベルのロゴが溶ける(落ちる)ようです、恐ろしすぎ…。

アセトンでお掃除しちゃダメ!

アセトンって高校の有機化学で習ったような気がしますが具体的な商品がわからなかったのでググったところ、「ネイルの除光液」とかに使用されているみたいですね。

ボーラ・ワンにタイヤを装着

一緒に購入したコンチネンタルGP・4000SⅡのタイヤを装着します。

ボーラ・ワンは流行りのワイドリムなので25Cのタイヤ幅を選択しました。

そしてバルブは手元にあったバルブ長60mmの物を使用。

50mmのリムハイトなので微妙ですが、何とかイケそうだったそのまま使うことにしました。

コンチネンタル・グランプリ4000S2

コンチネンタル・グランプリ4000S2

「あたし達があなたの分不相応なボーラを守ってあげるから任しときな!」

普通にタイヤレバーを使わず装着できました。

今までタイヤを嵌めるとき、タイヤレバーを使った記憶がありません。だいたい力技で何とかなってます。

ボーラワン50 クリンチャー タイヤ装着後

いい感じですね!

後日コンチのタイヤには前後の向きがあることを知り、後輪が逆向きに装着されていることが判明するのですが、面倒だしタイヤ脱着の作業をするとリムを痛めそうなので、そのままの状態です。

前輪だったらクイックの挿す向きを変えれば済みそうですね。

ハブのロゴの向きが後輪と揃わなくなるのが気持ち悪いですが…。

コンチネンタルGRAND PRIX 2 タイヤの向き

ちなみに下記のサイトに前輪の向きについて書かれています。

(参考)http://escape.poo.tokyo/front-wheel-and-hub/

  • 「ハブのロゴ」が後輪と揃う向き
  • 分解できる面が左に来るような向き

が正しいようです。

ボーラ・ワンの前輪のハブを確認すると、確かにそうなっています。

ボーラ・ワン 前輪ハブ ホイールの向き

ハブのロゴ「USB~」が後輪と同じ向きにそろえた状態です。こちらは左側でハブを分解する時に外すであろうボルトがあります。

ボーラ・ワン 前輪ハブ ホイールの向き

対して右側は何もない状態です。

最初の頃、本で「タイヤの向き」云々の話は読んで気にしていたのですが、使ってきたタイヤが向き指定なしの物ばかりだったのですっかり忘れていました…。

タイヤに溝があるタイプは要注意ですね。

ボーラワン50 クリンチャー タイヤ装着後

さて、23Cを履いたデュラC24との比較です。(ややこしい表現)

 

コンチのタイヤは同じ幅でも他のメーカーよりも太目らしいので、余計に差を感じます。

23Cと28Cみたいです。

「ボーラ・ワン50」と「Dura-Ace 9000 C24」とのタイヤ幅の比較

見た目の憧れだけでディープリムの一つの終着点とも言える「ボーラ・ワン」を購入してしまったわけですが、「ワイドリムのカーボンホイール購入」という事実によって引き起こされたこの後の展開は、この時点では想像すらできませんでした。(つづく)

【追記 2017年2月】コンチ GP 4000 S2(25C)とフレームのクリアランス

コメントでご質問頂いたフレームとのクリアランスに関連する写真をアップしました。

  • フレーム:ピナレロ FP クワトロ(2013)
  • サイズ:50
  • タイヤ:コンチネンタル Grand Prix 4000 S2(25C)
  • 空気圧:約8bar
ピナレロフレームとコンチ25cのクリアランス

リアホイールです。見づらいですが、次のフロントの写真と同じぐらい隙間があります。

ピナレロフレームとコンチ25cのクリアランス

フロントフォークとのクリアランスです。

ピナレロフレームとコンチ25cのクリアランス

シートチューブと後輪のクリアランスです。TTフレーム等シートチューブがえぐれているタイプだとNGなものもあるようですが、クアトロは大丈夫です。

ダウンチューブとのクリアランスも問題ありません。

【追記 2019年12月】コンチ GP 5000(25C)とフレームのクリアランス

新しくなったコンチのタイヤに履き替えました。

(Before)コンチネンタル GP 4000S2 (25C)→ (After)コンチネンタル GP 5000 (25C)

コンチネンタル GP 5000 25C

同じ25Cでもワイドリム対応になったようで、装着したときに約28mmあった横幅ですが、スペック通りのほぼ25mmになりました。

コンチネンタル GP 5000 25C

ですから、クリアランスに更にゆとりが生まれました。

 

コンチネンタル GP 5000 25C

コメント

  1. 王子 より:

    こんにちは
    BORAクリンチャーの事を探していてこちらのブログにたどり着きました!
    ピナレロのクアトロに装着されてるみたいですが、コンチネンタルの25Cでフレームに擦れたりしていませんか?
    僕も現在購入を考えており、ピナレロに乗っているので参考にさせて頂ければ嬉しいです!
    宜しくお願い致します

  2. 王子様
    ご覧いただきありがとうございます。私のフレーム・サイズでは問題ありません。本文の最後に追記しましたので、ご参照くださいませ。

  3. 王子 より:

    ご丁寧に写真までありがとうございます!!
    僕はプリンスなサイズは50サイズです
    同じピナレロ、同じBORAクリンチャーで本当に参考になりました!!
    これからもブログ拝見させていただきます!
    本当にありがとうございました