ガーミンの活動量計を買い替えたら、サイコンまで買い替えることになってしまった…。
その購入した「Garmin Edge 520」のレビューです。
Garmin Edge 520 開封の儀
心拍計は新たに「vivosmart HR」を使い、スピード・ケイデンスセンサーは「Edge 510」の物を引き続き使用するので、「Edge 520」本体だけを購入しました。
開封します!
中身はこんな感じです。
510には付いていた電源アダプターがありません。
サイドのボタン類です。
実物比較!「Edge 520」 VS 「Edge 510」
外箱のサイズは同じです。
本体の大きさ比較です。
カタログ値通り、520の方が「小さく、薄い」感じです。
バックライト「オフ」にして電源を入れてみました。
液晶の見やすさについて、特に差を感じません。
お次はバックライトを「100%」にしてみました。
これまた特に差があるように感じませんでした。
路上で Edge 520を 使ってみた感想
地図表示はちょっと便利
実際に路上に出る前に、既に Edge 520を入手して使っている方のブログを参考に地図データをインストールしてみました。(マニュアルに載っていない裏ワザ的な使い方です。)
Edge 510・520ともに事前に「Garmin Connect」で「コース」を作成したり、「ルートラボ」から先人が作ってくれたルート(コース)をダウンロードし、PCからサイコン内部へ転送することで「ナビゲーション」は可能です。
ただしこの時表示されるのはコースを示す線のみで、周辺の道路など地図は表示されません。
ナビゲーションといっても事前に登録した「コース」上を走る(トレースする)ための誘導であり、カーナビのような目的地を設定して案内するようなタイプではありません。
510 でも裏ワザ的に地図を表示することは可能のようですが、処理能力の点で実用的でないとか…。
(参照)「しおいんですけど」様のブログ
ナビゲーションはいらなくても、見知らぬ土地だと方向感覚や位置関係がわからなくなるので、現在地を大まかな地図で確認できるとありがたいです。
お正月に琵琶湖まで遠征した時、彦根から米原を抜けて関ヶ原まで向かうにあたって進む方角に自信が持てず、何度か止まってスマホの地図を確認しました。
こういった時にサイコンの地図でランドマークと自分の位置関係を確認できるとロングライドが捗りそうです。
地味に見やすくなった画面表示
走行中に見た時に字が読み取りやすくなりました。
といっても 510J も見にくいわけではありません。
考えられる理由は
- 液晶の解像度が上がった
- 液晶の構造がタッチパネルでなくなった(反射の問題)
- フォントが変わった?
からでしょうか?
ボタンの操作性
510は指で押した力に反応するタッチパネル方式でしたが、520では 500同様のボタン方式に変更されました。
本体が小型化されボタン自体もそんなに大きくないので、指が太い私の印象だと「劇的に操作性が向上した」という印象はありません。
ただ、誤操作は確実に減りました。
510ではスワイプして画面を切り替える操作がなかなか上手くいかなかったのですが、520だと▲▼ボタンで確実にできるので便利です。
全体的に反応速度が上がっているのも良い点です。
510だと反応が遅い時に「砂時計(BUSY)状態」なのか「タッチセンサーが認識しなかった」のか判断に迷うことが多かったのですが、520のボタン方式だと押した感覚がわかりやすい上にレスポンスが速いので、連打による誤操作が少ないです。
なお、Edgeの操作をやり易くするならオプションのリモコンを利用する手もあります。
- 3m離れた所から Edge 1000Jをコントロールできる ANT+ 対応の小型リモコンです。
- タイマーのスタート/ストップ、バックライト点灯、トレーニングページ表示、手動ラップの取得、ページのスクロールなどが可能です。
- 防水機能付きのため雨の中でも操作できます。
- リモコン(本機)、ロードバイクマウント、マウンテンバイクマウント、スペーサー、六角レンチ、取付けバンド(大x4 小x4)が付属しています。
(「いいよねっと」様のサイトより抜粋)
こちらは「Edge 1000」以外にも、810、520、510に対応しているそうです。
ローラー練の時だけGPSをオフにできる
510では「GPS の On/Off設定」はすべての「アクティビティプロフィール」に影響します。
510でアクティビティ(表示画面などの設定)を室内練習用に切り替えても GPS は On のままなので、トレーニング開始時に「衛星補足に失敗しました」等のアラートが出てウザいですし、ログには「自宅近辺を徘徊しているような軌跡」が残るしで何かスッキリしません。
かといって一旦 GPS を Off にすると、今度は外へ走りに行くときに「アクティビティプロフィール」を実走用に切り替えて、更に GPS を On に戻さないといけません。
510J ユーザーの方なら分かって頂けると思うのですが、この操作が結構面倒なのです。
タッチパネルで、ややこしいツリー構造のメニュー、しかも結構ツリーが深いのです。
目的の設定を行うために、どのメニューをどう辿っていけばよいか覚えるのが至難の業です。
それが520Jでは「アクティビティプロフィール」ごとに GPS の On/Off が設定できるので、アクティビティの切り替えだけで済みます。これはありがたいです。
とはいっても最近はローラー練は「固定ローラー台+Zwift」が多いので、Edge を使う機会は3本ローラーに乗る時ぐらいでしょうかね?
実は「微妙」だったスマートノーティファイ(通知)機能
ライド中に着信等を画面表示してくれる「スマートノーティファイ機能」ですが、どうも vivosmart と仕様が異なるようです。
vivosmart だと「メール」や「LINE」の通知も教えてくれますが、なんと520Jは
- 電話の着信
- ショートメール(SMS)の着信
だけだそうです…。orz
ショートメールなんて久しく受信していないぞ…。
私の場合、ライド時間も週に数時間しかなく、買い替えた一番の目的が(おそらく急ぎの用事であろう)電話に対応するためなので、まぁ事足りると言えばそうなのですが、何なのでしょうね、後発なのにこの劣化仕様は…。
将来バージョンアップで変わるのでしょうか…?
(2016/4/15 追記)Edge 520 と iPhone のペアリングについて
2回目以降のライド時に Edge 520 と iPhone のペアリングが上手くいかない(Edge520JのBluetoothのアイコンが点滅のままになっている)場合は、iPhone に純正アプリ「Garmin Connect Mobile」をダウンロードして、アプリを立ち上げると良さそうです。
立ち上げた瞬間、Edge520 が iPhone を認識します!
ペアリングが上手くいっていないので iPhone の「設定」を開いて Bluetooth の状態を見ても、ここでは上手くいっているんですよね。
どうやら Edge 520J をスマホと連携して使うには毎回「Garmin Connect Mobile」を起動しないといけないっぽいですね。
Edge 510 の時は初期設定でペアリングすれば、2回目以降は近くに持って来れば勝手に接続してデータやりとりしていた気がするんですけどね…?
しばらく悩みました。
コメント
詳しい比較ありがとうございます。
スマホの通知機能が通話とショートメールのみなら、私は510で良いかなと思います。510残ってないか探してみます。
コメントありがとうございます。機種選択のお役にたてて光栄です。