夏前に憧れのホイール「フルクラム・レーシング・ゼロ・カーボン」を購入できたものの、当初は「ボーラ・ワン50(クリンチャー)」との違いがイマイチ分かりませんでした。
半年使ってみて、分かったことや感じたことをまとめてみました。
https://rikeiblog.yokkaichi-city.jp/2017/06/fulcrum-racing-zero-carbon/
レーゼロ・カーボンの「硬さ」
硬いホイールと定評のある「アルミのレーゼロ」と同様、レーゼロ・カーボンも硬いという評価が多いです。
しかし私の購入直後の印象では、同じシリーズの「アルミのレーゼロ(C17)」よりも、同じカーボンクリンチャーの「ボーラ・ワン50」に似ている乗り心地でした。
スポークの組み方云々より、素材の印象が強かった感じです。
最近は毎週のようにレーゼロカーボンを履いて出かけます。
ある日のこと、よく通る舗装の悪いあぜ道を走っている時でした。
「あれ?今日はお尻への突き上げがマイルドな気がする…」
ハッ!と気づきました。その日は久々にボーラ・ワンを履いてきていたんですよね。
「フッ、ついにオレも「違いがわかる男」になってしまったか…」
というわけで、やっぱりレーゼロ・カーボンは硬いんですね。
でも剛性感というかカチカチ感は、今は手元にない「アルミのレーゼロ」の方が上回っていた気がします。
レーゼロ・カーボンの「軽さ」
人間「知ると戻れなくなるもの」が色々あると思うのですが、自分にとって「ホイールの軽さ」はまさにそれでした。
デュラC24(クリンチャー)を知ってからというもの、デュラC24の重量を基準に考えるようになりました。
- 1300g台のホイール →「ホホウ…」
- 1400g台のホイール →「キャラが立つホイールなら使ってみたいぞ」
- 1500gオーバー →「ごめん、もう精神的に受け付けないわ…」
こんな感じで「贅沢なヘタレ」の出来上がりです。
ゾンダを初めて履いた時にはその軽さにすごく感動したものですが、慣れって怖いですね…。
アルミのレーゼロもキャラが立っていて良かったんですよ。
でもレーゼロ・カーボンと比較すると、貧脚な私には使いこなせない重さと硬さだったと思います。
レーゼロカーボンは軽いので、重量的な面では全く苦になりません。
それどころか別のある日、ボーラ・ワンで出かけた先の登り坂で、
「あれ、今日は何だか後輪が重たい気がするぞ?? あぁ!そういや今日はレーゼロ・カーボンじゃなかったな…」
と「ボーラ・ワン」をもってして「重い」と感じるヘタレっぷりです。(80gの差が分かったのか、たまたまそう感じたのか…)
1300gを切るとなると、カーボンチューブラーの道を開拓するしかなくなって、新たな沼にハマりそうで怖い…。(;’∀’)
レーゼロ・カーボンの「ブレーキ」
BBBのカーボン・ブレーキシューに交換してから「ブレーキ時の鳴き」も解決し、寒い時期なので「熱問題」も気を遣わず、アルミリムと変わらないぐらいに使い倒しています。
制動距離についても、アルミリムと極端に変わらない印象です。
さすがにウェットだと多少止まりにくい感じですが、苦になるほどではありません。
もっともレースでなく、ポタリングでの話ですが…。
普段履きもOK!オールラウンドなカーボンホイール
半年使ってみてレーゼロカーボンは、「軽さ・リムハイト・剛性」の全ての点で優れた万能ホイールだと改めて認識しました。
「ボーラ・ワン50」は最高にカッコ良くてお気に入りなのですが、風が強い日はちょっと履いていきたくありません。
(それでも重量のある「PRO-LITE Bracciano A42」よりかは安定している印象です。)
レーゼロ・カーボンはデュラC24よりリムハイトがあるため、平地の巡航も楽しめて近所を走り回るのに最適です。
ライド中ふと前輪を眺めた時、リムハイトがあるホイールが回転している姿は何とも言えない魅力があり、恍惚としてしまいます…。
強いて弱点を挙げるなら、「ロングライドには履いていきたくない」ということでしょうか?
硬さ云々より輪行になった際、ホイールに傷を付けたくないのが理由ですw
あと、見た目が地味すぎる気がします。
でもそれが逆に「カッコいい」という意見もあるので、好みの問題ですね。
私は「レーシング・スピード」みたいな派手なデザインが好きです。
2018年モデルのレーゼロ・カーボンはデザインが変更され、グロッシーな感じで好みです。
結論として、多くの方が高評価なのも納得、素人ホビーライダーの私にとってもレーゼロ・カーボンはとても満足のいくホイールでした。
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