GWに実行した三重県四日市市から福井県にある三方五湖まで、往復300kmのロングライドの覚え書きです。
三重県四日市市~福井県美浜町の道路事情
鈴鹿山脈越え
2017年5月現在、三重県北勢部からロードバイクで鈴鹿山脈を越えるルートは以下の通りです。
- 国道365号 今回走行したルート。比較的なだらか。
- 国道306号 鞍掛峠。鞍掛トンネルを通るルート。落石のため通行止めが続いている。
- 国道421号 石榑峠。全長4kmの石榑トンネルは自転車ではすごく危険。旧国道は進入禁止(?)。
- 国道477号 武平峠。8%の勾配があるホームコース。行楽の車・バイク多め。
- 県道302号 安楽峠。普通車だと擦りそうな道幅なので交通量はぼぼゼロ。林道。
- 国道1号 鈴鹿峠。大型が多いのであまり走りたくない。
今回は福井県を目指すので、北寄りのルートである国道365号を通りました。
ちょっと注意すべきポイントは滋賀県にある「上石津トンネル」です。
三重県から関ケ原へ向かう車線には幅の広い歩道があるのですが、反対側は狭く危険なので迂回がおすすめです。
トンネル内部も、所々に湧水による水たまりがあるので要注意です。
賤ヶ岳(しずがたけ)越え
琵琶湖の北東、木之本から国道8号を通って西に向かうと「賤ヶ岳トンネル」が現れます。
ここは路側帯が狭い上に大型車の交通量が多いので、地元の方たちが揃って迂回推奨するトンネルです。
「ビワイチ」のルートを示すアスファルトの青矢印も、トンネルではなく迂回路へ誘導しています。
迂回路の方はプチ・クライムといった感じで、途中琵琶湖を望むスポットもあります。
そしてこの迂回路にも旧道らしいトンネルがあるのですが、違う意味で怖いです。(夜は通りたくない)
藤ヶ崎トンネル
賤ヶ岳トンネルのすぐ横にある、もう一つのトンネルです。
ビワイチ反時計回りの場合は、歩道が狭くトンネル通過は危険です。すぐ横の湖岸沿いの道で気持ちよく迂回できます。
逆の場合(木之本を目指す向き)は、上の写真にあるように幅の広い歩道が整備されているのでトンネルを通過しても大丈夫です。
徐行しつつ、歩行者や反対側からの自転車に気を付けました。
国道365号から県道140号へのルート
木之本と敦賀を結ぶルートには上記の国道8号とは別に、
【敦賀】国道8号 ⇔ 県道140号(&トンネル) ⇔ 国道365号【木之本】
というルートもあります。しかしこのルート、Googleストリートビューで調べたところ、途中の県道140号のトンネルが信号による片側交互通行な上、歩行者&軽車両進入禁止なので使えません。
国道8号バイパス
敦賀市街付近は国道8号のバイパスがあります。軽車両進入禁止なので、誤って分岐でバイパスに入らないよう要注意です。
国道27号金山バイパス
陸橋やトンネルが多い上にこちらも自転車進入禁止の区間があるようなので、県道225号を使って敦賀⇔美浜町を行き来しました。
縄文の里大橋
三方駅の近くにあるJR小浜線を跨ぐ陸橋なのですが、自転車は通行できません。手前で踏切を渡る必要があります。
服装について
GWの時季は、朝晩は小寒いけど日中は暑いような寒暖の差が激しい日もあるので、何を着ていこうか迷いました。
- (インナー上)モンベル ジオライン・クールメッシュ半袖
- (ジャージ)Rapha Team Sky Training Jersey(半袖)
- (インナー下)パールイズミ メガメッシュインナーパンツ
- (ハーフパンツ)Rapha Randonnée Shorts
- (日焼けカバー)パールイズミ アーム&レッグウォーマー
日焼けカバーは夏用と冬用と迷ったのですが、寒すぎた場合の方がダメージが大きいので冬用にしました。日中はそこそこ暑かったものの、蒸れることもなく快適でした。
上はお気に入りの「チーム・スカイ」のジャージです。
被視認性もいいのでロングライドに適しています。
下は京都往復の時に味を占めた「パールイズミのメガパッドインナーパンツ」にその上から「ラファのハーフパンツ」を履くスタイルです。
ハーフパンツなので、旅先や輪行時の気恥ずかしさがない点がGoodです。
また「パールイズミのメガパッド」と「フィジークのアリオネ・バーサスXサドル」の組み合わせが、私のお尻にはとても快適です。
「 クッション & クッション 」
の最強の組み合わせです。
京都からの帰りの際は170kmを過ぎたころからお尻が痛くて立ち漕ぎしたり、座る位置を左右にずらしてみたりと大変だったのですが、今回は距離が伸びたにもかかわらず、そこまでお尻が痛いと感じませんでした。
このパールイズミのメガメッシュインナーパンツですが、レッグカバーの上端を押さえつけることができません。
私の場合、ゆとりを見てパールイズミのXLサイズを買ってしまったので、この組み合わせだとレッグカバーがずり落ちてきてストレスでした。
後日、レッグカバーとパッドが一体になったパンツを購入して使っています。
時間について
今回は午前5時前に出発して、正午に折り返し地点である「道の駅三方五湖」に到着しました。
京都へ行った際も似たような時間に到着したのですが、休憩と観光に時間を使い過ぎたため、帰りが遅くなって焦りました。
それに比べて今回はとても心に余裕がある状況でロングライドを楽しむことができました。
自分なりにわかった点は
- 正午に目的地(折り返し地点)に到着するようなスケジュールだと、気分的にすごく楽。
- 観光・休憩の時間は最小限に。
の2つです。
補給について
体脂肪が豊富なおかげか、適当な補給でも今までハンガーノックになったことはありません。
しかし今回帰りの途中で「喘息的な胸の痛み」と「吐き気に近い気持ち悪い状態」に襲われた時間帯がありました。
振り返ると、往路の水分補給が足りておらず、帰りにガバガバ飲んだものの、補給のタイミングが間に合わず軽い脱水状態になっていたのかもしれません。
その後、しばらくしてから今まで経験したことのない「脚へ力の入らない感覚」に襲われました。
200km手前だったので「これが脚が売り切れた状態か」と解釈していたのですが、ラストの方では疲れているけどそれなりに力が入る状態に戻っていました。
脱水症状の延長だったのか、ハンガーノックだったのか、単なる疲労だったのか分かりません。
やはり100kmを超えるような距離だと、自覚症状が出てから対応するのではなく、もっと計画的な補給が必要だと痛感しました。
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