自己流ポジション出しの結末
少し前から「可変ステム」を導入して体感を頼りにポジション出しなるものにチャレンジしてきました。
ちなみにネットでロードバイクを購入から今に至るまで、きちんと測定・計算をして「基本的なポジション」を設定したことはありませんでした。
雑誌等で情報をかじって、それっぽく設定し、体感を頼りに調整する…、といったことを繰り返してきました。
そして多くのパターンを試したわけではないのですが、ある結論に達しました。
それは
「素人が自己流でやっても良し悪しはわからないし、わかるためには相応のデータを取らないといけない」
ということです。
「今頃気づいたの?」って感じですが…。(汗)
ポジション出しする際に必要なモノ
私のようにネットでロードバイクを購入し、かつ近くにアドバイスしてくれる先達がいないと本やネットの情報を元に見よう見まねでポジションの設定を行うことになります。
今になって気づいたのですが、ポジションを出す際にあった方がいいもの、というより「必須じゃね?」と思うものがあります。
それは「固定ローラー台」です。
雑誌等にポジションの解説が載っていますが、固定ローラー台かフィッティングマシンに跨って測定しています。
実走しながら、3本ローラー回しながら、あるいはバイクに跨り壁に寄りかかった状態でポジション出しをしている写真なんて見たことありません。
固定された転倒しない状態でサドルに座り、サドル高やハンドルの位置の関係を調べ調節していく…
こうしないとポジションなんて出せません。
固定ローラー台を購入してからそのことに気が付きました!
ポジションを計算してみた
固定ローラー台を買ったので、きちんと測定や計算をしてポジションを出してみることにしました。
ポジションの計算方法はいろいろあるようですが、「サドル高」を決めるのが一番最初のステップであり、とても重要なことだそうです。
①サドル高の決定方法
股下を測定する
サドル高は股下の長さによって決まってしまう数値であり、「初心者かベテランか」とか「体の柔軟性」といった要素は関係ないようです。
カミさんから幾度となく「アンタ脚短いなぁ…」と指摘され続けてきた私ですが、見たくない現実を調べてみました。
股に分厚い本を挟んで引き上げ、壁に印をつけて測定しました。
サドル高を求める計算式
股下の長さがわかったので、良く見かける
サドル高=股下×0.88
という計算方法でサドルの高さを決定しました。
ちなみに「サドル高を測る時に、メジャーをサドルのどの部分にあてるか?」ということですが、「サドルの先端から14.5cmの表面部分」という方法を真似しました。
(参考)「自転車コギコギ日記」様のブログ
②サドルの前後位置
サドルの前後位置を決める基準は「膝関節とペダル軸の位置関係」が一般的なようです。
でもその前にSPD-SLならクリート位置を決定しておかなければいけません。
この時の「シューズの上から拇指球を探って…」の作業も指の位置がわかりづらくてアバウトになりがちです。実際アバウトなんですけど…。
クリート位置が決まったらビンディングシューズを履き、ペダルを3時の位置に持ってきます。
「膝のお皿の外側の窪み」からおもりを垂らして、それがペダル軸上ならOK。
前後にずれていたら、その分だけサドルを前後にずらして調整するようです。
③SB寸法
SB寸法とは、サドルの先端からブラケット(の付け根?)までの距離のようです。
まず「サドル高÷身長」を計算します。
700÷1748=0.4002…≒0.40
上記のサイトの表を見ると、0.40だと基本係数は0.96になります。
さらにこの0.96に色々な個人差を加味していきます。
- 手が長い ×1.02 (既成Yシャツの袖が短いので自覚していましたが、中指間で180cm以上ありました)
- 初心者 ×0.98
- 年齢 ×0.98
- 用途 ×1
以上を計算すると、補正後の基本係数は「0.94」になりました。あとは
SB寸法=サドル高×係数(私の場合は0.94)
で求めることができます。
このように一応測定&計算を行って、完全ではありませんがそれに近い状態にポジションの調整を行い、Zwiftでローラー練に励んでおりました。(続く)
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