YouTubeでロードバイク関連の動画を見ていたら、チェーン伸びのチェックを紹介するものがありました。
チェーンの痛み具合ですが、日頃のメンテナンスや乗り方によって全く変わってくるようです。
いろいろな情報を見ても「最低数千キロ」が目安になっている感じです。
ですから1000kmも乗っていないような現状ではまず大丈夫だろうと思いつつ、調べてみたくて「チェーン伸びチェッカー」を購入しました。
そのうち必要になると思ったので、「チェーンカッター」も一緒に購入しました。
高いシマノ純正と安いサードパーティ製
動画の中で使われていたのはシマノ純正のチェーン伸びチェッカーでした。
時代によって形が違うようですが、純正は値段が高めです。
チェーン交換時期の「目安」を知るための道具なので、純正にこだわらなくてもいいかと思い、BBB製のチェーン伸びチェッカーをポチりました。
チェーン伸びチェッカーの商品説明に「対応7s/8s/9s/10s」等、対応する速数を書いてあるものがありますが、チェーンのコマの間隔は速数に関係なく同じのようです。
チェーンのコマ間隔、ピン同士の距離を「ピッチ」と呼ぶそうですが、これは1/8インチ(3.175mm)の4倍の12.7mmで統一されているそうです。
ですからどれを買ってもOK(なはず)です。
(分厚いとナローチェーンに嵌らないかもしれませんが、多分そんなのはないと思います。)
こういったインチという単位が基準になっている所に自転車の歴史を感じますね。
チェーンのどこが伸びるのか?
イメージで「チェーン伸び」=「使っているうちに、引っ張られて金属が全体的に伸びる」という理解をしていましたが、なんとチェーン自体は伸びないそうです!
言われてみれば「確かにそう簡単に金属って伸びないよな」と思いました。
で、どうして伸びるのかというと、クネクネ動く回転運動でピンとブッシュ(周りの筒)の間に摩耗で隙間ができ、それが大きくなるからだそうです。
つまり摩耗して軸(ピン)が細くなり、細くなった分だけ遊びができ、その総和がチェーン伸びになるそうです。
上記の「自転車探検!」さんのサイトを読んだまとめです。
- チェーンの金属部分自体は伸びない
- 伸びるのは内リンク間(外リンクで隠れている部分)の距離のみ
- 歯数が少ないほど、スプロケでのチェーンの曲がり方が大きく、摩耗しやすい
- 登坂時、発進時はチェーンに大きな力がかかる(ので摩耗しやすい)
つまり、自分のような重量級の人間が力まかせにアウタートップとかでガシガシ坂登っているとチェーンが伸びやすい、ということですね。(苦笑)
チェーン伸びチェッカーの使い方
いろいろなところに書いてあるように、
「0.75%の伸びが認められたら交換検討、1%伸びたら要交換」
というのが目安らしく、購入したBBBのチェーン伸びチェッカーにも上辺と下辺でそれぞれ測れる様になっています。
商品台紙の裏面の説明書きです。
意味としては前述した通りですが、どうでもいい所で英文のwearという単語が引っかかりました。
「擦り切れ」とか「磨滅(まめつ(こんな日本語初めて見たよ))」という意味もあるんですね。
これとは別のネット上の説明PDFを発見。
微妙に内容が違います。
スプロケットの材質によって当てる面が異なります。
- アルミスプロケット:0.75
- スチールスプロケット:1.0
スプロケットの材質で交換時期が違う??
で、私の105スプロケ、CS-5800の材質を調べたところ「スチール」となっておりました。
「アルミ(といっても合金でしょうけど)なんて軽いけどすぐに摩耗しそうじゃん。」
「もしかしてデュラのスプロケはアルミなのか??」
と思い調べましたが、スチール製でした。
ただし、11-16Tはスチール製で17-23Tはチタン製という謎のハイブリッド。
確かに写真で見ても色が違います。
アルテグラと105は同じフルスチール製ですが、金属の表面加工がアルテの方がひと手間かけてあり、丈夫で滑らかなようです。
なおかつ余分な加工を施して重くなるはずが、肉抜きをすることで105よりも軽くなっているそうです。
乗り始めて半年のインプルソのチェーン伸びをチェック
で、チェックしてみましたが、予想通り大丈夫でした。
0.75側。
1.0側。
ついでにCDR214も。
あとKUMAとカミさんのTCR1もチェックしましたが、いずれも大丈夫でした。
ちなみにチェーン洗浄は、ウエスを後ろにあてたチェーンにパーツクリーナー(スプレー)を吹きかけるというやり方で行っています。
ミッシングリンクを導入すれば外してきれいに洗えるのに、と思いつつ、付け外しでリアディレイラ―のプーリーの間を通したりするのが面倒でどうせ思ったほど外さないんだろうなぁと思い躊躇している状態です。
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