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【ヒルクライム】初めての「裏」二ノ瀬峠

裏二ノ瀬クライム ロングライド・イベント

ロングライドの記録を伸ばしていきたいと思いつつ、時間の制約もあって50km弱の記録ばかりだったのですが、今回は思い切って100kmを目標に「二ノ瀬峠」に行くことにしました。

二ノ瀬峠は、ヒルクライムで有名な森本誠さんが普段のトレーニングで使われている場所で、岐阜県と三重県の県境にある養老山地にあります。

多くの方は「二ノ瀬」と聞くと、岐阜県南濃町側から登るルートをイメージされると思います。

一方今回私が登ってきたのは逆ルート、三重県北勢町側からのルートです。

こちらは裏二ノ瀬とも言われ、地理的要因からアタックする方は主に三重県人じゃないかと思われます。

気合いを入れて早朝出発のはずが…

100km走ろうと思ったら、できるだけ時間を確保しなければいけません。

特に今回はお昼に歯科の予約を入れてあったので、シャワーを浴びて着替えて間に合うようにするためにも、できるだけ余裕をみておきたいところです。

「よし!早朝5時ごろに出発しよう!」と思って眠りについたのですが、目が覚めたのは7時前…。

早くも100kmライドに赤信号です。

果たして二ノ瀬までたどり着けるのか??

焦りながら身支度を始めました。

給水対策の新装備を試す

新装備① ProfileDesign「アクアラック」

前回のブログで触れましたが、ボトル3本体制にするためにProfileDesign製のサドル後ろのボトルケージマウント「アクアラック」を取り付けました。

Profile Design アクアラック

新装備② CAMELBAK「ポディウム アイス ボトル」

さらに炎天下の中、少しでも冷たいドリンクを口にできるよう、ボトル自体も戦力増強です。

一度知ってしまうと普通のボトルを使うのが嫌になるぐらい飲みやすい「CAMELBAK(キャメルバック) ポディウム」、これは持っていきます。

さ・ら・に、ちょっと前のニュースで知ったコイツの保冷機能付きのバージョン。お高いですが、この飲みやすさに保冷機能がプラス!とあれば試したくなります。

CAMELBAK(キャメルバック) ポディウム アイス ボトル

 

 

説明書によると、中身を凍らせて持っていくことも問題ないようです。

新装備③ 一般ステンレス保温ボトル+カバー

家に使っていない一般用途のステンレス保温ボトルがあるので、これに保温カバーをつけたら保温(保冷)能力もさることながら、太さもボトルケージにちょうどいいのでは?と思い試してみました。

「トーン ボトルカバー 500ml(ブルー TC-01)」と近所のスーパーで購入したステンレスボトル。

トーン ボトルカバー 500ml ブルー TC-01

トーン ボトルカバー 500ml ブルー TC-01

素晴らしい!

緩すぎずキツ過ぎず、まるで専用品のようです。

カバーを含めた脱着感はまさに通常のボトルと同じ感じです。

サドル後ろボトルケージ

サドル後ろボトルケージ

 

ちなみにステンレスボトルの直径は約7cmです。

500ml ステンレスボトル直径

前日から用意しておいた

  • 冷蔵庫で冷やしておいた水
  • 100均の製氷皿で作った水筒に入れるのにちょうどいい六角柱の氷
  • スポーツドリンクの粉末

この3つを混ぜ混ぜして、3つの水筒に入れました。

復路の時間を皮算用しながら二ノ瀬を目指す

強度的にハンガーノックは大丈夫だろうと思いつつも、ネットで「補給食を適切に摂ることでバテにくく、パフォーマンスを維持できる云々」という話に心を惹かれ、成分バランスが絶賛されていた「アミノバイタル パーフェクトエネルギー 130g」をアマゾンで購入して持っていきました。

アミノバイタル パーフェクトエネルギー

10kmちょっと走ったところで、「あ、朝食食べてないなぁ。糖分がないと、脂肪が燃焼しにくいんだっけ?」と思い、セブンイレブンでおにぎり2つとアイスコーヒーを摂取。

その後421号線をいなべ方面へ向かって走っている時、赤信号で止まっていると反対側の歩道をママチャリに乗って独り言を叫びながらお爺さんがこちらに向かって走ってきました。

「あー!! もうすぐ信号変わる! もう信号変わる!!(だから俺は止まらなくても大丈夫、と言いたいらしい)」

と叫びながら華麗にフライング信号無視。(まだでした)(^_^;)

こちらに気づいたお爺さん

「なんやぁーー!ニイちゃんこれから琵琶湖でも行くんかーー!?」

とこっちを見ながら叫んできました。

思わず「ははは、そこまでは行きませんよ~!」と愛想笑いを浮かべつつ返答。

そうですね、鍛えてサクッと琵琶湖まで往復できるようになりたいですね。

そのまましばらく走って、阿下喜を少し過ぎた所で立ち止まってiPhoneで地図を確認。

どうやら二ノ瀬へ行く道を曲がりそびれたようなので、大回りして軌道修正。

目的の県道25号に復帰しました。

裏二ノ瀬クライム

片側1車線の田舎の走りやすい道です。

裏二ノ瀬クライム

この道から少し西へ行ったところで「TOJのいなべステージ」が開催されていたのかと思うと胸熱です。

裏二ノ瀬クライム

ここら辺で1本目のノーマルCAMELBAKを飲み干しました。最後はぬるま湯状態でした。

で、2本目のアイスCAMELBAKを口にしたところ、まだ氷が残っているキンキンに冷えた状態でした。嬉しいですねぇ…。1時間半ぐらい経過していたと思います。買った甲斐がありました。

県道25号線沿いの人里が終わるころ、本格的な登りが始まりました。

裏二ノ瀬クライム

タイムリミットを考え、途中で引き返すことも頭に入れつつ登り始めました。

事前のネット情報で

  • 採石場があり、ダンプの往来がある
  • 砂埃が路面に舞い上がっている
  • 狭くて怖い

などなど、ネガティブな情報満載で臨んだのですが、フタを開けてみれば真逆、癒しの道でした。

発破作業についての注意喚起看板です。

そういえば昔ウンナンの番組で「発破さん」というキャラがありましたね。

裏二ノ瀬クライム

採石場はありましたが、日曜日の午前中ということもあって操業していませんでした。当然ダンプの往来も全くなし。

裏二ノ瀬クライム

路面もいたって普通です。

裏二ノ瀬クライム

幅員は車同士が対向するのは厳しい所が多いですが、ロードバイクに乗っていて向こうから車がやって来る時も、追い越される時も恐怖を感じるほど狭くはありません。

裏二ノ瀬クライム

時折、車、バイク、ロードの人とすれ違う程度。

裏二ノ瀬クライム

道路の上に木々が覆いかぶさるように生えていて、場所によっては道の脇に清流が流れているという、癒しの林道コースでした。

頂上の公園まであとどれぐらい距離があるのか全く分からない状態で、折り返しのタイミングを見計らいながら進みました。

途中で道の脇に立っている「キロポスト」の数字がだんだん減っていることに気づきました。下は「1.0kmポスト」です。

裏二ノ瀬クライム

これって県境からの距離?

すると県境=頂上=ゴールまでの距離??

時間のことを気にしながら、折角ここまで来たのだから、もう少しだけ、あと少しだけ登りたい。

キロポストが「0」になってもそこがゴールでなかった場合はあきらめてそこで帰ろう。

そう思いながら登りました。

もうそろそろ「その地点」のはずです。

正解でした。

現れた「岐阜県 海津市」の看板。

裏二ノ瀬クライム

その先に目指した「庭田山頂公園(庭田園地)」がありました!!

裏二ノ瀬クライム

庭田山頂公園(庭田園地)

ここから濃尾平野を一望できるはずですが、土のスペースをビンディングシューズで更に奥まで歩かないといけないこと、時間的余裕がないこと、そして

先日のあのニュースから妙にリアリティが増している「熊出没注意の貼り紙…

kuma

絶景は次回におあずけということで帰途につきました。

ちなみに熊の走るスピードは50~60km/hらしいので、私だったら下りでも余裕で捕まります。(+o+)

帰りは下り基調で楽なはずですが、太陽が高くなって気温が上昇してきているせいか往路以上にのどが渇きます。

大安のイオンの手前で立ち止まって、秘密兵器のステンレスボトルから、飲み干したアイスCAMELBAKへ中身を移し替えました。

さすがリアル水筒!3時間ほど経っていましたが、まだ氷が残っていましたよ。

そしてその中身も途中で飲み干してしまうという消費ぶり!

コンビニ等がなかったら4本必要かもしれません。

ライドの結果

残念ながら往復での距離は77km。あと1時間ほど寄り道すれば100km達成…、だったのですが残念です。

20150802ガーミンコネクトSCShot

今度は多度山の方から回って、表二ノ瀬にアタックしてみたいですね。

そうすれば100kmライド達成できそうです。

しかし自転車は自分のいろいろな可能性を見せてくれて楽しいです。

以前なら自転車で行くなんて思ってもみなかった遠い場所へ行けてしまう。

車でも大変と感じる鈴鹿スカイラインを自力で登ってしまう。

前走った時よりタイムが短縮された時に感じる成長。

自転車に魅せられた人たちは、自らの可能性を見出す楽しみやワクワク感に目覚めた人たちのような気がします。

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