「インスタ映え」で有名な池に行ってきました。
岐阜県にある神社の貯水池なのですが、「モネの池」と呼ばれるほど美しいそうです。
(参照)岐阜観光連盟 https://www.kankou-gifu.jp/spot/5094/
ルートを調べると、モネの池から「郡上おどり」で有名な郡上八幡まで遠くありません。
せっかくなので足を延ばすことにしました。
この記事のポイント
- 「木曽・長良背割堤」は走りやすくて効率的。
- 「タラガトンネル」は怖くなかった。
- ラファの「Packable Waterproof Jacket」は使いやすい。
- 渓流沿いは、寒さ対策を念入りに。
10kmの信号なし直線路「背割り」
木曽三川の下流域には木曽川・長良川を分離するために明治時代に作られた「木曽・長良背割堤」という堤防道路があります。
その長さは、なんと約12kmにも及びます。
両端には鍵のかかったゲートがあり、歩行者・二輪車は通行できますが一般車両は進入できません。
また道中は休憩場所もなく、完全な一本道なので途中で離脱することもできません。
ランニングにも良さげですが、距離が長すぎてアクシデントがあった場合のことを考えるとちょっと不安です。
こんな感じで歩行者皆無、ほぼ直線、信号なし、車は基本通らない…。
よくある河川敷のそれと違い、理想的なサイクリングロードと言えます。
実際に走ってみて、気楽に走れて時間効率が良いルートだと思いました。
木曽三川を南北に移動する時は積極的に使っていきたいです。
岐阜市周辺を通過
堤防に沿って進むと鉄橋を渡る新幹線が見れました。
すぐ近くには岐阜羽島駅があります。
岐阜駅周辺を通過し、金華山(岐阜城跡)の麓の長良橋に到着です。
「鵜飼舟のりば」と「鵜匠の像」があります。
ちょうどハーフマラソンが開催されていました。
車が多い岐阜駅周辺以外は走りやすい感じでした。
さらに国道256号を北上すると、山道に突入します。
道の駅「ラステンほらど」にて休憩です。
この道の駅までがアップダウンきつめ、それ以降は平坦基調だった気がします。
夏の晴天が気持ちよさそうな渓流に沿って進みます。
「モネの池」に到着
引き続き国道256号を進むと「モネの池」に到着です。
すぐ脇にサイクルラックがありました。
盗難を気にせず撮影に専念できるので、とてもありがたいです。
ちなみにこの池は狙って作られたものでなく、
- 湧水で透明度が高く、水温が一定
- 近所の人がスイレン等を植える
- 近所の人が飼えなくなった鯉を持ち込む
といった偶然が重なった奇跡の産物だそうです。
ズームが必要だと思いコンデジを持ってきたのですが、できれば偏光フィルターを使えるカメラで撮影したかったです。
曇天でしたが、それっぽい写真が撮れました。
綺麗な景色のお礼も兼ねて、根道神社に参拝しました。
上から眺めたモネの池です。
ご覧のように、そんなに広い池ではありません。
近年急に参拝者が増えたので、神様もさぞかしビックリされていることでしょう。
2番目に長い「タラガトンネル」を通過
更に北上して郡上八幡を目指します。
モネの池の少し先にある橋から眺めた板取川です。
普段目にする川の色と全然違います。美しい!
そしてルートを引く時に躊躇した「タラガトンネル」へ突入です。
このトンネル、無料で通行できる一般道のトンネルとしては日本で2番目に長いそうです。(4571m)
ロードバイク乗りにとっては嬉しくない情報ですよね…。
過去に近所の「石榑(いしぐれ)トンネル」(4157m)でとても怖い思いをしたので、迂回しようかどうか悩みました。
結局ある方のブログにあった「通行量がとても少ない」という情報を信じ、最短となるトンネル通過を決意した次第です。
注意点として「トンネル内は気温が低い」という情報がありました。
入口で防寒兼用として持ってきたレインウェアを着用し、トンネル突入です。
動画にあるように交通量も少ない上にトンネル内も明るく、予想以上に快適に通行できました。
郡上市側のトンネル手前の橋が狭いため、大型車が通行しない点も安心です。
トンネル内の勾配はかなり緩めです。
関市側から約3000mの付近を通過するとペダルが軽くなるので、「今まで登りだったんだな」と認識する程度です。
郡上八幡に出る手前にもう一つ「寺坂トンネル」を通過しましたが、こちらは広い歩道がありました。
ロードバイクでまわる郡上八幡
無事に折り返し地点である郡上八幡に到着です。
ここまでの獲得標高を見ると、普段登る武平峠へ行くのとほぼ同じでした。
意外です。
宗祇水
環境省が選ぶ「名水百選」の中で、1番目に指定を受けたのが郡上八幡の宗祇水(そうぎすい)だそうです。
郡上八幡城
丘の頂上にそびえる城です。
自動車・オートバイは坂の途中の駐車場までしか進めませんが、自転車はOKでした。
警備員さんに「いいけど、(勾配が)きついよ。」と言われ、脚試しです!
徒歩の人たちに危険が及ばないよう、ゆっくりとしたペースで登坂しました。
その他の観光スポット
いがわ小径(こみち)
やなか水のこみち
郡上八幡観光協会
郡上八幡樂藝館
お団子屋さん
郡上八幡駅
復路
往路は事前に「Garmin Connect」でルートを作成し、Edge1030のナビのお世話になりました。
復路はナビを使わずに「長良川鉄道に並走して南下、岐阜を目指した後は往路を逆走」という漠然としたイメージだけでした。
Edge上で往路のルートを「常に表示する」設定にしておくと、目安になってとても便利です。
夜の背割りですが、途中で関係者と思われる車2台と対向したものの自転車の人は一人も見かけず、暗闇の中とても不気味な10kmでした。
夜はソロで走りたくない場所ですね…。
Garmin「リアビューレーダー」をサドルバッグに取り付け、集中力が落ちる復路から使おうと思っていたのですが、
お土産を入れたら巻き位置が変わり、使えなくなりました…。
去年は200km以上のロングライドをしていなかったので、ちょっと自信を取り戻すことができました。
今回の装備について
「レインウェア」で一石二鳥
「山の天気は変わりやすい」
山登りしない人でも、耳にする言葉です。
天気予報を見る限りでは雨の心配はまずないと思いましたが、一応「レインウェア」をサドルバッグに入れていきました。
持って行ったのはラファ「Packable Waterproof Jacket」ので、今回が初めての使用となりました。
結果として、雨具として使うことはなかったのですが、防寒着として重宝しました。
川沿いに走ることが多かったため、天気予報よりも寒く感じた区間が多かったのです。
実は出発前に「ウィンドブレーカー」も持っていこうか迷ったのですが、止めました。
今回の帰り道では、ウィンドブレーカーよりこのレインジャケットで正解だったと思います。
3層生地なのに薄手で軽量です。
またダブルジップで上下に開くことができるので、体温調整がしやすいのも好印象です。
ライド先の観光地で「オシャレに決めたい!」と思って購入したのですが、珍しく本当にいい買い物でした。
大型サドルバッグは自分には微妙?
今回は往復自走するつもりで、あくまで保険として輪行袋を持っていきました。
ここ最近ずっとドイターのリュックを背負っていたのですが、久々に「ラファ×アピデュラ」のサドルパックを使いました。
平坦区間はサドルパックの存在を意識しなかったのですが、山岳区間になると登り坂のたびにロードバイクが後ろに引っ張られるような感覚が気になりました。
リュックだと肩や背中に負担がかかりますが、
- 駐輪や輪行の際に、荷物を移し替えなくて良い。
- 事故した時に、背骨を守ってくれそう。
というメリットがあると思います。
距離や獲得標高にもよりますが、リュックの方が好みですね。
安定のデュラC24ホイール
ホイールですが、普段はピナレロに乗って「Bora One 50」を履いています。
久々に「デュラC24」を使った印象ですが、良くも悪くも自己主張がないホイールだと思いました。
横風の影響を受けないリムハイト、柔らかめの乗り心地、ボーラワンと比べてホイールの存在を意識することがありません。
ロングライドの「道具」として、とても気に入っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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