カステリの冬用ビブタイツ「ソルパッソ」シリーズのレビューです。
この記事のポイント
- 「Sorpasso 2 bibtight」のM/Lサイズの比較
- 「Sorpasso 2 Wind bibtight」のインプレ
ちなみに Sorpasso とはイタリア語で「追い越し」という意味だそうです。
カステリのビブタイツ一覧
2019年5月時点で、カステリの公式サイトには以下のようなビブタイツがラインナップされています。
- Nano Flex 2 Pro (0~12℃)
- Sorpasso 2 Wind (-5~8℃)
- Polare 2 (-5~5℃)
- Sorpasso 2 (5~12℃)
- Nano Flex 2 (6~16℃)
- Meno 2 Wind (0~8℃)
- Meno 2 (5~12℃)
- LW (10~18℃)
- Velocissimo 3 (6~12℃)
似たような名前でややこしいのですが、「Nano Flex」は悪天候用、「Wind」は前面防風仕様といったイメージでOKだと思います。
そして赤字で表記されているものは Rosso Corsa(ロッソコルサ) と呼ばれるレース向けモデルになっています。
※ イタリア語でRossoは赤、Corsaはレースという意味です。
ロッソコルサ・モデルは
- 専用の外袋
- タイト目のサイズ感
- 凝ったデザイン
といった点が特徴です。
個人的には価格以上に高い満足度を感じるので、似たような機能のウェアならロッソコルサの方を選びます。
ソルパッソ2 MサイズとLサイズの比較
ソルパッソですが、最近は「Team Sky」版の「Lサイズ」を使っています。
他のサイズを試したわけではありませんが、感触的に「Lでジャストサイズだろうな」と思っていました。
ある日、同じソルパッソがセールになっているのを見つけました。
ちょうどチーム名が変わる前にストックが欲しいと思っていたのですが、ワンサイズ小さいMしかありません。
悩んだ末、カステリのビブショーツの「Mサイズ」が何とか履けているので、タイツも大丈夫かもしれないと思い購入することにしました。
採寸
パッドの端からの股下サイズを測りました。

中心から少し離れた場所がスタートとなります。
まずMサイズです。
およそ「65 cm」です。
次にLサイズ。
Mより3 センチ長い「68 cm」でした。
履いた状態では生地が伸びているので、あくまでも目安ですが。
履き比べた感想
当方股下81cm、太ももは一番太い場所(股下の少し下ぐらい)で56cmです。
股下の長さについての印象です。
「Lでいい感じ」と思っていたのですが、Mの方がより適正な感じでした。
Mと比べてしまうと、Lだと微妙に裾が長い印象です。
脚全体の太さに関しては、Mの方が当然タイトなのですが、ペダリングに支障が出そうな感じはありません。
また、肩紐の長さも大丈夫そうです。
私の体型だと、タイト目に履くならM、普通に履くならLというように、どちらのサイズでも問題ないように思いました。
極寒仕様のソルパッソ「Sorpasso 2 Wind Bibtight」
「太もも~膝下」の前面生地を防風仕様にしたものが、ソルパッソに「Wind」が付くモデルです。
ノーマルの「Sorpasso2」の使用温度帯が「5~12℃」なのに対し、「Sorpasso 2 Wind」は「-5~8℃」と更に低めです。
カステリのビブタイツの中で一番の厳冬仕様です。
似たような温度帯で「Polare 2」がありますが、両者の違いは以下の通りです。
- 前面の防風パネル(Gore® Windstopper® X-Fast )が「Sorpasso 2 Wind は膝下まで」、「Polare 2 は足首まで」。
- 使われているパッドの違い。(「Sorpasso 2 Wind」の方が高級。)
- 「Sorpasso 2 Wind」は「脇腹から腰」と「下腿部」に撥水性の素材(Nano Flex Xtra Dry)が使われている。
「Sorpasso 2 Wind Bibtight」のサイズ感
太ももの防風生地の部分が伸びにくいため、同じサイズのソルパッソに比べてタイトな履き心地です。
ノーマルでキツイようなら、「Wind」の方はワンサイズ大きめを買った方がいいかもしれません。
実走でのインプレ
走ってみた感じでは、ノーマルのソルパッソと比べて「股間周辺がスースーしない」ように感じました。

カステリの冬装備一式です。
5℃以下でもノーマル版で下半身が寒いと感じたことはなかったのですが、Wind版を履くと防風性能の違いを実感しました。
しかし個人的には、氷点下の中を走り回らない限りノーマルのソルパッソで十分対応できるような気がします。
雪でも走る方には、撥水性もあるWind版の方が良さげです。
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