前回の続きです。
フレームから組むのは初めてなので、何から手を付ければいいのか戸惑いました。
結局「CDR214」と「Bianchi IMPULSO」で2回作業経験のあるキャリパーブレーキの取付から始めました。
後で振り返ると、一番面倒な作業が「ブレーキアウターケーブルの長さを決めてカットすること」でした。(ハンドルがAeronovaなので特に)
その他は取り付けと微調整で済むので楽チンです。
電動アルテグラ(6870)の取り付け作業
キャリパーブレーキ(BR-6800)の取り付け
最初に簡単なブレーキの取り付け作業から行いました。
仮組はすぐ終わりますので、説明は割愛します。(^^;
クランクセット(FC-6800)の取り付け
次にクランクを取り付けました。
チェーンリングとの位置関係でFDを固定するので、クランクセットを先に取り付けないとFDの取り付け位置が決まりません。
ボトムブラケット(BB)は既に取り付けてあるものを流用するので、新たに購入したクランクセットをグリスアップして取り付けるだけです。
挿入し始めは引っかかっていたのですが、途中からスコーンと滑るようにはまりました。
左クランクを取り付けます。
左クランクの隙間に挟み込むパーツです。取り外すとこういう形状になっているんですね。
後は真ん中のキャップを 0.7~1.5(N・m)で締め付けた後、上の「はずれ止めプレート」を押し込み、2本のボルトを交互に締め上げ、12~14(N・m)で本締めします。
詳しくはシマノのマニュアルをご参照ください。
フロントディレイラー(FD-6870)の取り付け
電動アルテグラのフロントディレイラー(FD-687)の取り付けタイプは、いわゆる「直付け」しかないようです。
直付け用の取付台座がない場合はバンドアダプターを使って固定します。
このフレームは専用のマウント金具が付いていたので、そこにポン付けです。
ただし取り付けの上下位置(高さ)は、チェーンリングとの位置関係で決めなければいけません。
その際、初めに「チェーンリングとFDプレートの隙間」を調整します。(1~3mm)
そこがFD取り付ける位置(高さ)になります。
そして高さが決まったら「サポートボルト」がフレームにあたる位置に付属品の「バックアッププレート」を貼り付け、サポートボルトによるフレームへの傷を防止します。「サポートボルト」とは取り付けたFDがガタつかないようにしつつ、チェーンリングとの位置関係を調整するためのボルトのようで、FDとフレームの間の「突っ張り棒」みたいな感じで存在します。ですから保護するためのプレートが必要なのですね。
FD裏側のサポートボルトの位置を確認して、そのボルトが伸びるとだいたいどの辺に当たるか目安をつけて貼り付けます。
そしてアーレンキーでFDを本締めする(5~7(N・m))わけですが、その際に上から見てプレート後方がアウターよりも若干フレーム側に振った状態で取り付けます。
その後でサポートボルトを回してネジを伸ばすと、それがフレームとFDの間のつっかえ棒になるので、後ろの振った分がチェーンリングと平行になるように調整します。
リアディレイラー(RD-6870)の取り付け
リアディレイラーはディレイラーハンガーの穴に取り付けるだけで、この時点で調整は必要ありません。
まさにポン付け!
締め付けトルクは「8~10(N・m)」です。
ネジ穴に対して斜めに挿しこんだ状態で、固いのを無理に回してディレイラーハンガーのネジ山を潰さないようご注意ください。
また取り付けの際は「Bテンションアジャストボルト」が「ディレイラーハンガーの爪」と干渉したまま締め上げて変形させないよう、こちらもご確認を。
次はSTIレバー(ST-6870)の取り付けです。
当初ビアンキ・インプルソのコンポをR9100にアップグレードする際に使うつもりだった「3T Aeronova」ですが、急きょピナレロに装着することにしました。
次回はその様子をご報告したいと思います。
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