Zwiftを使ってトレーニングをする際、PCのZwiftのソフトを起動&ログインしてスタートボタンをクリックしてしまえば、トレーニング中にPCを触る必要性はありません。
でもスマホをお持ちの方でしたら、スマホのZwiftのアプリを操作することで、ライド中の楽しさが更にアップします。
スマホの取り付け方法
私はガーミンEdge510Jを使っているので、そのマウントを流用することを考えました。
使っているスマホはiPhone 6 Plus、皮の純正ケース付きで使っています。
下のタイプならケース付けたままスマホを固定できる上、脱着も簡単でいいな~と思ったのですが、“Plus”だと幅がサイズオーバーです…。
仕方なく百均で透明のケースを買い、そこに汎用アダプターである「GM-3M」を取り付けました。
両面テープを剥がす前に、実際にガーミンのマウントに合わせてスマホをひねって脱着する動作をしてみて、ハンドルバーにスマホがあたらないか確認されることをお薦めします。
私の場合、固定ローラー台の時だけしかスマホをマウントしないので固定強度は気にしなくていいですが、実走でも使う方は真似されると危険です。
ちなみに毎回ケースを付け替えるのは面倒なので、普段もこのまま使っています。(^^;
Zwiftのスマホアプリの機能
Zwiftのスマホアプリは、トレーニングの「オマケ要素」を楽しむためのものです。
- 他のライダーとテキストメッセージで会話する
- アバターにジェスチャーをさせる
- アバターに何かを叫ばせる
- コース分岐点での「直進or左折」の選択や、可能な場所でのUターン
- ワークアウト中の「一時停止」や「メニューの一部(ブロック)をスキップする」等
Zwiftアプリのメニュー画面
スマホの近くでPC&センサー類が準備できている場合と、そうでない時で画面が少し異なります。

右上が「PEEK(覗く)」になっています。アイコンも双眼鏡でしょうか?

PC立ち上げ後、センサー類の準備もできていると左上が「RIDE」に変わっています。
「RIDE」→「DASHBOARD」画面
表示されるトレーニング中の数値
表示される数値は
- パワー(W数)
- 時速
- 走行距離
- 獲得標高
- 経過時間
- ケイデンス
- 心拍数
です。
ルーレットアイテム
各項目表示の下にあるバーボタンは「獲得したルーレットアイテム」を使う時にタップします。
「ルーレットアイテム」とは、コース上の「Zwiftアーチ」を通過した時にもらえる「お遊び」アイテムです。内容は通過した時にランダムで決定されるようです。

画像はZwift.comよりお借りしました。
上から順に
- Large Bonus (ライダースコアをたくさんUP)
- Small Bonus(ライダースコアをちょこっとUP)
- Lightweigt(30秒間だけ体重が軽くなる)
- Draft Boost(30秒間だけドラフティング効果が得られる)
- Aero Boost(30秒間だけエアロダイナミクスがアップ)
ドラフティングとエアロダイナミクスの効果の差がよくわかりませんが、「Lightweigt」を使う前に視点を真横からのビューに変えておきましょう。
ライザップもびっくりの「逆青八木センパイ」にアバターが変化します。(笑)
あ、体重軽い方はあまり分からないかも。(^^;
何もアイテムがないときは下の状態ですね。

何もアイテムがないときは「No Power Ups」と表示されています。
一番下の青とオレンジのボタン
一番下のオレンジ枠の□は「終了ボタン」です。
トレーニングデータを保存して終了するか、廃棄するか聞かれます。
誤作動防止の為か、ちょっと触ったぐらいでは作動せず、指を置いて長押ししないといけません。これはライド中の他のボタンにも言えることです。

オレンジ内の□は終了ボタンです。使う時は「長押し」しましょう。
また片側1車線対面通行のコースの一部では下のように水色の「Uターンボタン」がでます。

画像はZwift.comよりお借りしました。
これを長押ししているとコースをUターンできるのですが、制約がありまして
- 時速21km以下にスローダウンしていること
- でも止まっていたりしたらダメで時速5km以上のスピードで動いていること
- ワークアウト中はできない(たぶん)
となっています。
「RIDE」→「ACTIONS」画面
先ほどの「ダッシュボード画面」を左へスワイプするとこの「アクション画面」が現れます。
ダッシュボード画面に出ている数字はPCモニター上(またはTV画面上)にも表示されていますので、スマホ上ではこの「アクション画面」を表示することが多くなると思います。
通常時のアクション画面
通常時のアクション画面です。
アバターにジェスチャーをさせるボタンと音声を出すボタン、その他に分かれます。
ボタンは長めに押しましょう!
ローラーの音がうるさいので、ある程度モニターのボリュームを上げておかないと聞こえません。
- ELBOW FLICK(エルボが出ます。
近くに誰かいる時は使わない方が良さげです。後ろの人に「先に行け」とか「前に出て牽け」という合図らしいです。) - WAVE(観客の声援に応えるが如く、手を振ります。)
- RIDE ON(挨拶代わりに使われている感じですね。)
- BELL(チリンチリンと鳴りますが、挑発に取られるかも。)
- HAMMER TIME(誰かと勝負したい時に叫ぶといいみたいですね。)
- I'M TOAST(上の誘いを断るためのセリフのようです。)
- NICE(凄い勢いで抜かされた時に使っています。挨拶代わり?)
- GROUP TEXT(テキストを入力できます。近隣走っている人全員に表示されるようです。)
- SWITCH VIEW(視点切替です。遊べます!)
- SNAPSHOT(ブログにアップしたいシーンはこれを押してスクショを撮りましょう!)
コース分岐点手前の時
コースの分岐点が近づくとモニター下部にその旨が表示されます。
同時にスマホ上に分岐用のボタンが表示されるので、行きたい方向を選びましょう!
ワークアウト中のアクション画面
一番上に「ポーズ」と「スキップブロック」が表示されています。
ワークアウトの一時停止と、今行っているブロックを飛ばして次に移りたいときに使います。
(追記 2016年6月23日)
ワークアウト中はスマートトレーナーの負荷は「ある一定の値」に固定されますが、その値をスマホアプリで調整できるようになりました。

2段目がレジスタンスの▲▼ボタンに変更されました。
「ギアの組合わせ」と「ローラーの負荷」の組み合わせを変えることで、出力したいパワーに対してのケイデンスの選択肢が広がると思います。

負荷の操作後数秒で右横のゲージは消えます。操作するとまた表示されます。
「RIDE」→「RIDERS NEARBY」画面
一番右までスワイプされると自分の周辺の参加者のリストが表示されます。
ここで特定の個人をタップすると詳細が表示され、プライベートでテキストメッセージを送信したり、「Ride On」を押すとその人のアバターの頭上に巨大な「いいね!」(サムズアップ)アイコンを落としたりできます。
ちなみにこの「サムズアップ」はアバターのジャージのバックポケットに格納され、その数が増えるとポケットがだんだん膨らんできます。(芸が細かい)

ポケットが膨らんで水色の物が顔を出しています。
また「サムズアップ」を貰ったりあげたりする数でクリアされるアチーブメントもあります。
その他いろいろZwiftで気づいたこと
ワークアウト中は「光るアーチ」が出現する
ワークアウト実行中は自分のパワーゾーン(目標パワー値)が変化するタイミングに合わせてコース上に「光るアーチ」が出現します。
アーチの位置はライダーのスピードに合わせて自動的にリアルタイムで前後します。
ワークアウト実践中に反対車線を光のアーチが猛スピードで移動していくのを見かけることもあります。
またそのアーチの光の色で次のブロックの強度を察することができます。

パワーゾーンに合わせてグラフの色が違います。
赤いアーチが見えてきたら心の準備を。(^^;
アバターのハンドル前のバーチャルモニター
ライダーの前に「バーチャルモニター」みたいなものを表示しながら走っている人(アバター)を見かけることがあります。
そのライダーは「ワークアウト」実践中です。
しかもモニターの色でどのパワーゾーンをこなしているのかわかりますし、近くまで寄ると「出力(W数)」まで読み取ることができます。芸が細かいですね~!
右のライダーリストのアイコン
画面右側のライダーリストの左端にアイコンがありますが、これらは「スマホアプリを利用しているかどうか」と「ワークアウト実践中」かどうかの表示のようです。
スプリントポイント等のスタート&ゴール地点
コース上には山岳賞やスプリント賞を計測する区間があり、画面右上のマップで現在位置との関係がわかります。
ゴールは路上にアーチがあってよくわかります。

スプリント賞のゴール地点です。
それに対してスタート地点のわかりにくさ…。

停止しているのでスタートの白線がわかりますが、走行しているとかなりわかりにくいです。
もがく区間を必要最小限に抑えたい自分ににとっては出遅れる原因です。
画面にタイマーが表示されて「あっ!始まったんだ。」と気づきます。
たくさん走るとアバターのアイテムもグレードアップ
累積走行距離(?)が伸びるとさまざまなアイテムが解放されます。
最初は色々な物がZwiftオリジナルブランドです。
スペシャのアレーが解放された瞬間です。
ZIPPホイールにピナレロ・ドグマという裏山なバイク。(終了しましたが、期間限定で貰えたらしいです。)
こちらはキャニオンにZIPPですね。
このようにゲームのディテールがリアルだと、ファミスタの「くわわ」や「おみあい」で育った自分にはとても感慨深いものがありますね。
追記(2016年2月23日)
PCのキーボードを使うと、スマホアプリからだとできない上空からの視点に切り替えることが可能です。(数字キーの「7」「8」)
Zwift公式サイトからキーボードを使った操作解説動画が公開されています。